「選択的夫婦別姓の検討」を衆院選の公約から
削除したことをお話しました。
「選択的夫婦別姓・検討もできない自民党」
「検討が必要なのに公約から削除」
「公約から削除しても後退でない?」
この削除に関して高市早苗は「国民の間に
さまざまな議論がある。納得感を得られるよう
丁寧に議論したい」などと言っていました。
この「ていねいに議論したい」に関して、
「いつまで議論をするつもりだろう?」
という疑問を投げるかたがいました。
ごもっともなご指摘だと思います。
自民、公約の夫婦別姓検討を削除 慎重派に配慮か | 共同通信"高市早苗政調会長は記者会見で…旧姓を通称として使用拡大する考えを重ねて示した上で「国民の間にさまざまな議論がある。納得感を得られるよう丁寧に議論したい」"←選択的であるのにいつまで議論するんだろう?
2021/10/13 12:53
自民党は、選択的夫婦別姓に関しては
「いつまでも議論したい」のではなく、
「いつまでも議論したくない」のだと思います。
まともに議論したら反対派(非共存派)たちは、
推進派を相手にかなわなくなるのが
眼に見えているということなのでしょう。
それゆえ彼ら反対派(非共存派)たちは
選択的夫婦別姓の議論を極力避ける
必要があるということです。
自民党は現実にも、昨年まで長いこと
選択的夫婦別姓に関しては、
党内での議論を封印していました。
「慎重な検討が必要?検討を封印する自民党」
「慎重な議論が必要?議論を封印する自民党」
2020年の第5次男女共同参画の基本計画に
関するパブリックコメントで、
とくに若い世代から選択的夫婦別姓を
求める声が多かったのでした。
それで自民党内の推進派が動いて、
議論が再開したのでした。
「第5次男女共同参画基本計画・意見募集」
「選択的夫婦別姓・積極的になった背景」
本当に選択的夫婦別姓については
「議論しない」というと、非民主的だし、
聞く耳持たないことがあからさまになるしで、
彼ら反対派(非共存派)たちへの
批判が殺到することが予想されます。
それゆえ「議論したい」と言って、
聞く耳があって民主的な態度を装うことで、
自分たちへのそのような批判だけは
回避しよう、ということだと思います。