2021年10月16日

それは「自分の不利益」ではない

前のエントリの続き。

「他人の夫婦別姓で自分に不利益があるか」
というアンケートに、こじつけた回答をした
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の続き。

 


「選択的夫婦別姓の実現は、皇室解体のため」
ということがかりに事実だったとしても、
それは「天皇、皇室の不利益」だと思います。

天皇や皇族以外で不利益がある人は
しいて言えば、皇室の存在によって
飯を食っている宮内庁の役人のような
立場の人たちだと思います。

つまり「皇室解体」は、ツイート主本人の
不利益ではないということです。
アンケートでは自分に不利益があるかを
訊かれているのですから、質問に即して
自分の不利益を挙げる必要があるでしょう。



さらに言えば、アンケートで訊かれているのは
「他人が夫婦別姓を選択することで
自分にどんな不利益があるか?」です。

「選択的夫婦別姓を実現するための
活動がなされることで、自分にどんな
不利益があるか?」ではないです。

最初のツイートの反対派(非共存派)は、
アンケートの趣旨について
二重に間違えていると思います。



付記:

天皇や皇室が廃止されることは、
当の皇族を含めて本当に「不利益」か?
という疑問もあると思います。
これはいまは置いておきます。


posted by たんぽぽ at 22:27| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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