安倍政権の安定が揺るぎない時代、
にせ科学批判の人たちのあいだで
右傾化が目立つようになりました。
「にせ科学批判の右傾化問題」
そうした右傾化したにせ科学批判者の
ひとりである「菊池誠」は、こんなことを
言っていたことがあります。
ニセ科学批判は右にも左にも向けられている。もし、ニセ科学批判が主として右翼を喜ばせるのだとすれば、それは「主として左翼がニセ科学に毒されている」ということであって、反省すべきはニセ科学に毒された左翼。ニセ科学批判に矛先を向けるのは御門違いの逆ギレ。左翼がニセ科学を排除すればいい https://t.co/CRG8MzsxQW
— あ〜る菊池誠(反緊縮) (@kikumaco) December 22, 2016
ニセ科学批判は党派性と最も遠いところにいるので、党派的にしかものを見られない人たちには行動原理が理解できないんだよ。ニセ科学批判にもともと左翼に近い人が多かったことすら、党派性に毒された人たちには理解できないんだ。まあ、党派性は目を曇らせるからね
— あ〜る菊池誠(反緊縮) (@kikumaco) November 3, 2016
にせ科学批判に「右も左もない」
「イデオロギー・フリー」だそうです。
8月30日エントリでお話した
「本多勝一研究会」と同じことを言っています。
「反ユダヤ主義と手を組む本多勝一研究会(2)」
会として特定のイデオロギーを支持したり、
すり寄るような真似は不可能です。
なぜなら、当会には、本多支持者「だけ」、
あるいは本多批判者「だけ」が集まっているわけではなく、
いわゆる保守派・右派から市民派・リベラル派まで
幅広い層の方が会に参加しているからです。
なぜこうしたことが可能かというと、
私たちが行っている研究は、誤解を免れることは
出来ませんがあえて平易に言い換えるならば、
基本的には本多氏の著作の
「字句違い調査」であると言えるからでしょう。
またそうすることによって、イデオロギー的な
仲良し倶楽部に堕することなく、適度な緊張感を
持ち研究が進められると思っております。
近年のにせ科学批判の界隈が右傾化して、
ネトウヨと接近さえしていることは、
ここではくわしく触れないことにします。
自身のイデオロギー的な偏向を隠すために、
「右も左もない」「イデオロギー・フリー」と
声高だかに唱えるのは「定番」と言えます。
かつて「本多勝一研究会」の欺瞞を
批判するために、わたしは「菊池誠」の
ブログを引用したのでした。
「左右共闘国民戦線?(3)」
それからのち、その「菊池誠」が
「本多勝一研究会」と同じ欺瞞に
おちいるようになったということです。
いかんともしがたい「貧困なるネットウォーズ」です。