「野比しずか」の広告の作者が
「女は結婚改姓するのが当然」と考えている根拠は、
3月17日エントリでお話しています。
「女性の結婚改姓を当然と思っている根拠」
「のび太」は苗字を書かず名前だけですが、
「しずか」には「野比しずか」と
婚氏をいっしょに表記しているからです。
しずかだけあえて婚氏を書くことで、
改姓を不自然に強調していることが、
この広告が「女は結婚改姓するのが当然」と
している根拠と考えられます。
結婚改姓に関する広告作者の考えを示す
このような根拠を、「野比しずか」を擁護した
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)に、
わたしはツイッターでもお話しました。
くだんの広告は、「のび太」は名前だけなのに、「野比しずか」は婚氏を入れている https://t.co/n4LrRjGGNM 。このような不自然なことをすることが、「女性は結婚改姓するものだ、結婚改姓が女の幸せだ」と作者が思っていると考えられる根拠となる
— たんぽぽ (@pissenlit_10) May 17, 2021
広告を擁護した反対派(非共存派)は、
「女は結婚改姓するものだ」という
作品を発表するのも自由だと言ってきました。
そして自分と異なるカチカンに対して
非寛容だと、わたしを攻撃してきました。
だから、「女性は結婚改姓するものだ、結婚改姓が女の幸せだ」と考えている人が、作品を作り発表するのも自由でしょう。自分と異なる価値観に対して非寛容なのはたんぽぽ氏の方ですね。こんな人が「夫婦別姓は選択制だから同姓を選びたい人も困らない」と言ったところで、だれが信用するでしょうか。
— わすれとんかち (@dorafan2112gma1) May 17, 2021
公表された作品を批判をする
「自由」も受け手にはあります。
問題含みの作品を発表すれば、
相応の批判を受けることがあるのは当然です。
「作品を作り発表する自由=
批判されない自由」ではないということです。
それゆえ作品を批判した程度では、
「異なるカチカンに対して不寛容」
などというそしりは当たらないです。
付記:
広告を擁護した反対派(非共存派)は、
「野比しずか」の広告は「女は結婚改姓するものだ、
女は結婚改姓を喜ぶものだ」という考えが
作者にあって、そうしたメッセージを
発していることは、認めたのでしょうか?
上述のようなツイートをするということは、
それは認めた可能性が考えられます。
https://hokke-ookami.hatenablog.com/entry/20150608/1433811625
藤子不二雄もクリエーターですから、
似たような経験が多かったもの思います。
原作者が「公表された作品は、
だれにも批判する自由がある」と
言うのですから、広告に対する批判を
「カチカンの否定」に
すり替えないことだと思います。
『エスパー魔美』の当該作品も、
残念ながら、曲解をする人たちが
あとを絶たないみたいですね。