2021年05月26日

同性結婚を列挙しない思考構造

5月25日エントリの続き。

選択的夫婦別姓の議論に、重婚、近親婚、
児童婚を持ち出して「心底やばい」と
言われた反対派(非共存派)ですが、
ここに同性結婚を入れないのは、
さらにやばいのではないかという意見もあります。

 


同性結婚は要望が強くなっていて、
支持するかたも増えて、実現の現実味が
まがりなりにもあります。
世界を見わたせば、すでに同性結婚の
法制化が実現している国もあります。

それゆえ「同性結婚も認めなければ
ならない」と主張することは、
仮定であっても同性結婚の法制化実現に
加担することになります。

選択的夫婦別姓に反対するくらいの人は
同性結婚に反対していることも多いです。
自分が認めたくないものを認めろと
言うことになるので、同性結婚を
列挙しないものと思います。

重婚、近親婚、児童婚はどうせ実現の
可能性がない、広範の支持など得られる
はずがないと思っているから列挙する
ということもあるのでしょう。


このように考えて、夫婦別姓、重婚、
近親婚、児童婚のところに同性結婚を並べない
ということなら、「心底やばい」と言われた
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
たしかになおさらやばいでしょう。
自分の差別意識に正直だからです。



付記:

20年ほど前の選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)は、同様の議論をする際、
同性結婚を列挙することはありました。

同性結婚の法制化に現実味が薄く、
広範の支持が得られないと思っているなら、
列挙するということだと思います。


posted by たんぽぽ at 23:03| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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