離婚のハードルが下がる」という反対派
(非共存派)の定番の主張には、
「離婚=悪」という暗黙の前提があります。
その前提がおかしいのではないかと
疑問視するツイートです。
#選択的夫婦別姓 が認められると離婚のハードルが下がる、つまり家族が崩壊する、みたいなこと言ってる人ちょこちょこ見るけど、そもそもなんで離婚はよくないって考えてるの?
— こはく🍓選択的夫婦別姓切望 (@amber_o589) February 11, 2021
別にいいものだとも思ってないけど、離婚=悪いことっていう通念で苦しんでる人もいるんじゃないかと思う。
もしも、本当にもしものもしも、選択的夫婦別姓で離婚のハードルが下がるとしても、別にいいじゃん。何がダメなの?
— こはく🍓選択的夫婦別姓切望 (@amber_o589) February 11, 2021
…みたいなことが言いたかった。
離婚できなくて苦しむくらいなら、サクッと離婚して楽になったらいいじゃん〜くらいの軽い気持ち。
難しい事情は考慮してません。
「夫婦別姓で離婚が増える」という
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の主張は
「離婚=悪」を前提としていることに対する
疑問や批判も、もちろんあります。
結婚生活は多かれ少なかれ、男性(夫)と
その家族が中心であり、女性(妻)は
その犠牲となっています。
「離婚=悪」という社会通念は、
世界でも普遍的に見られると思います。
これは男性とその家族の利益を維持するために、
女性を逃さないための方便として
言われてきた面もあると思います。
現代は世界的レベルで離婚が増えています。
これは女性が結婚生活の犠牲に
あまんじなくてよくなったことの
反映であるとも言えます。
とくに女性の社会的地位や経済力の向上が、
離婚をしやすくしたと思います。
「世界的に離婚が増えている」
こうした状況を見ると、離婚が増えることは
むしろ望ましいことであり、
社会が健全であるとも言えるでしょう。
「離婚=悪」という考えかたは
疑問視されることですが、その理由がまた
ジェンダー平等の見地からとなっています。
それゆえこの観点でも、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)にとっては
不愉快なことかもしれないです。
彼ら反対派(非共存派)は、その多くが
反フェミ、ミソジニーにおちいっています。
付記:
実際に選択的夫婦別姓の議論になったときは、
「離婚=悪」という前提を疑う
という観点からの議論を展開することは
あまり多くないと思います。
「選択的夫婦別姓の導入で離婚が増えた
事実はない」と、反対派(非共存派)の主張に
反証することほとんどの場合だと思います。
「夫婦別姓で離婚が増える」という
主張は明確に事実に反しているので、
事実と根拠を示すことで反論しやすいからです。