女性の共感を呼ぶ人はいない、だから未来はなくて
詰んでいると考えるかたです。
私が心配することではないけど、夫婦別姓反対派は、前面に出てくる有名人の傾向があまりにも偏りすぎて、マジで未来はないんじゃないかな。特に女性の共感を呼ぶ有名人が別姓反対派にいないので、詰んでいると思います。 https://t.co/dunfLMlSPJ
— Shin Hori (@ShinHori1) November 20, 2020
具体的に挙げられている、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)は、竹田恒泰氏と田母神俊雄氏です。
「結婚改姓は女性の喜び」なんて言っている
あのツイートが挙げられています。
ネトウヨインフルエンサーのおじさんおじいさんが妄想する「女の喜び」。
— dia feliz (@diafeliz_latin) November 18, 2020
キモいんだよ、日本会議で夫婦別姓に反対するおじさんおじいさんは pic.twitter.com/ngaPAsmfB8
最初のツイートの問題提起に対して、
一般的に答えるのはちょっとやっかいそうです。
ここでは「『結婚改姓は女性の喜び』と
言っている選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
女性の共感を呼ぶか?」ということに、
問題を限定して考えることにします。
このくらい問題を限定すれば答えやすいです。
「女性の共感をまったく呼ばない」です。
何度かお話していますが、日本とフランスの
家族問題を研究しているかたによる
既婚女性対象のインタビュー記事があります。
これによると結婚改姓を喜んだ女性は、
ひとりもいなかったのでした。
「結婚改姓を喜ぶ女性はいないらしい」
一方,「是非変えたいと思った」
「それこそ結婚の証だと思った」という程の
強い思い入れも見られなかった.
この点,学生など20歳前後の場合,とりわけ女性は
ロマンチック・ラブ概念が先行しているため,
改姓に一種の憧れもあるようだが,実際に婚姻を経験している
女性たちにはそれ程の思い入れもなかったようである.
女性が改姓しなければならないことに
疑問を感じるかたは一定数いました。
さらに多くのかたが「結婚改姓はとても
面倒だった」と答えています。
改姓にあたっての感慨を尋ねたところ,
やはり多いのは「そういうものだと思った」
「特に 何とも思わなかった」というものであったが,
やはり当然のように女性が改姓しなければ
ならないことに疑問を感じていた人もいた.
そして非常に多かったのが
「改姓はとても面倒だった」という意見である.
結婚改姓が嬉しかった女性はいないし、
また女性のほぼすべてが多かれ少なかれ
結婚改姓に不満を持っているということです。
となれば「結婚改姓は女性の喜び」なんて
言われても、それに共感する女性は
ほとんどいないと思われます。
竹田恒泰氏と田母神俊雄氏のいずれの
ツイートもインパクトが強かったようで、
大勢の話題になり拡散され議論されました。
「竹田恒泰の結婚改姓幻想」
「田母神俊雄の思い込み」
ふたりのツイートのどちらにも批判が多いです。
女性からの批判もたくさんあります。
「気持ち悪い」とか、露骨に感情的に
嫌悪するかたもいるくらいです。
「共感する女性」はほとんどいないということです。
「結婚改姓は女性の喜び」なんて
言っている人(選択的夫婦別姓の反対派)は、
女性からの共感をまったく呼ばないどころか、
忌避されるということになりそうです。
反対する人の割合は下がりますからね。
反対派(非共存派)は、若い世代に
自分たちの思想やカチカンを
引きわたせなくなっていると思います。
でも現在の反対派(非共存派)たちが、
自分たちの未来が先細っていることを
意識している様子はないみたいです。
原因はいくつも考えられると思いますが、
そのひとつに高度経済成長が
あるかもしれないです。
戦災から復興し、社会がゆたかに
なっていくので、当時の家族のありかたが、
「これで幸せになれる」と
信じ込まれたものと思います。
当時から改姓に不満のある
女性はいたとは思います。
社会がゆたかになっていく影で、
そのような女性の声は、
揉み消されたものと思います。
>気づいてる気がします
わたしがツイッターなどで見ているかぎり、
反対派(非共存派)たちは気づいていない
(気づこうとしない)ように思います。
彼ら反対派(非共存派)たちは
あいかわらず、「自分たちは多数」という
幻想を信じている(信じたい)ようです。
これで将来性がないことに気づいていなかったら相当なアホだと思います。
やはりそうなのですね。
おっさんとじいさん以外に、わざわざ集会に
出てまで、選択的夫婦別姓の反対活動を
する人は、しばし考えにくいですね。
さらにいえば、そのおっさんとじいさんは、
どこかの宗教団体の信者か関係者が
ほとんどかもしれないです。
そうだとすると、さらに偏っていることになります。
>これで将来性がないことに気づいていなかったら
じつはその「相当なあほ」かもしれないです。
彼ら反対派(非共存派)は、
自民党政権が続くかぎり、選択的夫婦別姓は
実現しないと安心しているでしょう。
そして自民党が下野する可能性は、
とうぶんのあいだ皆無だと思います。