2021年01月04日

浮気やめかけが可能な時代はいつか?

「夫婦別姓は浮気やめかけの存在が
可能な時代を除いて事例にとぼしい」と言う
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)です。

 


このツイートの反対派の言っている
「浮気やめかけの存在が可能な時代」とは、
いつのことなのかと思います。

浮気なら現在の日本でも可能です。
現在の日本のことでしょうか?
現在の日本でも国際結婚、事実婚、旧姓使用で
夫婦別姓の事例ならたしかにあります。

日本人どうしの結婚では、
現在も夫婦同姓が強制されています。
法律婚にかぎれば「浮気が可能な時代でも
夫婦別姓は選択できない」ことになります。


「めかけ」の存在が可能なのは
戦前の日本のことでしょうか?
戦前の日本はイエ制度のもとで、
男性は正妻のほかにも女性を娶ることができました。

そして戦前のイエ制度は、女性が改姓して
夫の名字を名乗って夫婦同姓と
なることが定められていました。
「めかけ」の存在が可能な時代には、
夫婦別姓は選択できなかったことになります。


ここからわたしの憶測になります。
最初のツイートの反対派(非共存派)は、
「夫婦別姓が日本の伝統」という言説を
どこかで聞きかじったのでしょう。

そして「現在は法律で婚姻が定められて
家族のありかたがしっかりしている、
それ以前は家族が乱れていて、
浮気やめかけも多かった」と
根拠もなく思っているのでしょう。

このふたつを組み合わせて、
「浮気やめかけが可能な時代に
夫婦別姓は存在していた」と、
最初の反対派(非共存派)は思い込んで
いるのだろうと思います。

この反対派(非共存派)は、
夫婦別姓と浮気やめかけがあたかも
関係しているかのように印象付けよう
ということもあるのかもしれないです。


posted by たんぽぽ at 22:03| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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