国際社会から制裁を受けて、選択的夫婦別姓を
実現する運びになるだろうという、
わたしの予想についてお話しました。
「選択的夫婦別姓・あとどれくらいで実現する?」
そうしたら「それは内政干渉で怖い」などと言う、
選択的夫婦別姓の反対派が出てきました。
あと四半世紀もしないうちに、日本は国際社会から制裁を受けて、選択的夫婦別姓を実現させることになると、わたしは予想します
— たんぽぽ (@pissenlit_10) October 23, 2020
それ内政干渉…
— あかまきがみ (@testes1221) October 23, 2020
怖い予想しますね
「怖い」と思ったら、国際社会から
制裁を受ける前に、選択的夫婦別姓を
実現すればいいだけだと思います。
制裁を回避することはごく簡単なことです。
それを言ったら、この反対派(非共存派)は、
「内政干渉を許容するたんぽぽの
思考が怖い」などと言ってきました。
なんだか勘違いされてますが
— あかまきがみ (@testes1221) October 23, 2020
平気で、内政干渉を許容する、あなたの思考が怖い
という意味です。
内政干渉は決してあってはならない、国としての形を踏みにじる行為です。
それはどんなものであれ。
日本に対する「内政干渉」を、ほぼ全ての日本人が拒絶するでしょう
わたしは将来国際社会から制裁を
受けるだろうという「予想」を言ったまでです。
「許容」などという価値判断は、
(まだ)どこにも入っていないです。
人権事項でなんらかの国際社会から
制裁を受けることになった国は
残念ながらほかにもいくつもあります。
人種隔離政策を続けていた
南アフリカ共和国はその例だと思います。
南アフリカ共和国はずっとオリンピックや
イギリス連邦から締め出され続け、
経済制裁もなされるようになりました。
「ネルソン・マンデラと日本」
もっと最近の例では、イタリアとギリシャは
同性結婚を法的に認めないゆえに、
欧州連合の人権裁判所から
制裁を受けたことがありました。
「ギリシャの同性結婚雑感」
「イタリアの同性結婚雑感」
人権水準の向上と差別の撤廃に
尽力することは、現代の国際社会では
コンセンサスの彫られていることです。
よってこれを守らない国があれば、
国際社会から制裁を受けることが
あっても当然のことです。
かかる制裁を「内政干渉」などと言うことは、
「お門違い」というものです。
上でお話した国際社会から制裁を受けた国ぐには、
「内政干渉を受けていて怖い事態に
なっていた」と考えるでしょうか?
そうではなく、人権侵害が批判されるのは
当然のことで、人権侵害を解消したことで
ようやく安心できるようになった
というのが実感ではないかと思います。
むしろ怖いのは、差別や人権侵害を許容したり、
黙認、追認、支持、協力をする国のほうです。
人権侵害を続ける国が、国際社会から
制裁されるのは、現代においては
むしろ当然のことだと言えます。
(選択的夫婦別姓を実現しないことが
理由での国際社会からの制裁は、
わたしは「内政干渉」とは考えないですが。)