日本で夫婦同姓の強制を定めた歴史について、
でたらめな認識を示す選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)は、ツイートの後半で
もっとすさまじいことを言っています。
なんで夫婦同姓にしたかって、名字を広げる手段を無くして、名字を単なる「便利な識別名」くらいのイメージにすることで、家同士の覇権争いを無くすためですよ
— 砂鉄 (@satetu4401) September 16, 2020
強い苗字、弱い苗字があると、自然と力を求めて家同士が争うようになる。戦国武将は家のために争ったし農民は争わないように名字が無かった
この反対派(非共存派)によると、
「戦国武将は家のために争ったし
農民は争わないように名字が無かった」
ことになるそうです。
戦国武将が争ったのは、自分が天下を取るためです。
家のために争ったのではないし、
自分の名字が強いこと示したかったのでもないです。
戦国時代は農民も争うことがありました。
豊臣秀吉が農民の出身だったことを、
この反対派は知らないのでしょうか?
この反対派は戦国時代から農民は名字を
名乗れなかったと思っているようです。
戦国時代は農民もまだ名字を名乗っていました。
農民が名字を名乗れなくなったのは江戸時代からです。
江戸時代に農民が名字を名乗れなかったのは、
名字を名乗ることをサムライが自分たちの
特権して、農民を差別するためです。
農民が争わないようにするためではないです。
農民が一揆を起こすなどして、
サムライに反乱することを防ごう
という意識は、江戸幕府にはありました。
その手段は、
1. 一揆に対する罰則を厳しくする
2. 農民が武器を持つことを禁止する
3. 農民を徹底的に搾取して、
反乱を起こせるだけの経済力を持たせない
といったことです。
農民に名字を名乗らせないことは、
農民に反乱を起こさせないための
政策というわけではないです。
最初のツイートの選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)は小学生レベルの歴史も
ろくにわかっていないようです。