2020年09月22日

夫婦別姓で血統主義は広がらない

前のエントリの続き。

相手の女性に改姓させたい「正体」を
さらした選択的夫婦別姓の反対派ですが、
「夫婦別姓の場合10代もすれば血統主義思想が
広がる」などと言っています。

 


血統主義思想はこの反対派(非共存派)が
夫婦別姓に対して思っていることです。
実際に夫婦別姓を選択するかたが、
ほとんどのかたが思っていないことです。

「我流の名字論を展開する別姓反対派」

それゆえ選択的夫婦別姓が実現しても
血統主義は広がることはないので、
「自分側の名字を広めるために
力を誇示する」ことはないでしょう。


なぜ夫婦別姓(非改姓結婚)を望むかというと、
生来の名字を変えたくないからです。
自分の子や子孫がどんな名字を
名乗るかはいっさい関知しないです。

最初の選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
この「なぜ結婚改姓したくないか」の
理由がまったく理解できていないと
言わざるをえないです。

肝心のことをわかっていないから
「血統主義思想」なんてとんちんかんなことを
言い出すのだと思います。


「10世代もすれば」も気の遠くなるお話です。
1世代30年としても300年です。
そんな先のことをいちいち気にするのも
ある意味ナンセンスなことです。
300年のあいだにどんな社会状況の
変化があるかわからないからです。

はっきり言えそうなのは、
300年後は現在よりはジェンダー平等の
意識がはるかに浸透していることです。
夫婦別姓なんてあたりまえになって、
だれも問題にする人などいないでしょう。


posted by たんぽぽ at 09:36| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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