2020年08月29日

女性の貧困の解決・ジェンダー平等が必要

8月24日エントリの続き。

パリテ法(政治男女均等法案)を極度に憎む
「高村武義」は、ジェンダー平等では
シングルマザーは救えない、山本太郎の
消費税減税のほうが救えると主張しています。

 


消費税を減税しても、ほかのどんな経済的な
施策を投入しても、ジェンダー平等の
意識や法制度が浸透していなければ、
シングルマザーを始めとする女性の貧困は
ふじゅうぶんにしか解決しないでしょう。

ジェンダー差別ゆえに、男性の貧困ばかりが
問題となり、貧困の解消のためのリソースも
男性に優先的に投入されるからです。

そして男性の貧困問題が解決すると、
「貧困問題は解決した」とみなされ、
この問題は「終わったこと」にされます。


女性の貧困ははなから問題にされず
「存在しない」ことにされるでしょう。
あるいは女性の貧困問題の存在が
気付かれたとしても、男性の貧困問題の
「後回し」にされたあげく放置されます。

かくしてジェンダー差別の意識や
法制度が解消されないと、女性の貧困は
解決策を採られることはなく、
いつまでも残り続けることになります。


「高村武義」は「ジェンダー平等だけで、
貧困対策はなくても、女性の貧困は救える」と
わたしが主張しているとでも、
思っているのでしょうか?

わたしが主張しているのは、
「ジェンダー平等が整備された上で、
貧困対策を行なえば、女性の貧困を
救うことができる」ということです。

そして「ジェンダー平等が整備されなければ、
貧困対策だけ行なっても、女性の貧困は
じゅうぶん救えない」とも主張しています。


posted by たんぽぽ at 14:43| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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