2020年08月17日

女性の生活を軽視する反パリテ論者

8月13日エントリの続き。

パリテ法(政治男女均等法案)を
目のカタキにしている「高村武義」の
ツイートを、引き続き見ていきます。

「高村武義」はパリテ法のような
ジェンダー平等政策は景気や生活に
直結しない、などと言っています。

 

8月12日エントリでも少し触れましたが、
ジェンダー平等が女性の生活に
直結することは、言わずもがなです。

「ジェンダー平等が通じない「有権者」?」


女性は低賃金で不安定な非正規が多く、
正規雇用でも男性との賃金格差が大きいです。
女性が低賃金で不安定な生活を
余儀なくされるのは、ジェンダー差別が
あるからにほかならないです。

「男女&雇用形態別年収分布」


「学歴別年収のジェンダー差」


それゆえ女性の賃金と雇用を改善して、
女性の生活を安定なものとするためには、
ジェンダー平等の意識と法制度が必要になります。

そうした意識や法制度を整備するためには、
意思決定の場に女性がじゅうぶんな数だけ
いる必要があることになります。
パリテ法(政治男女均等法案)の拡充は、
女性の生活改善の基礎になるでしょう。


国民の半分は女性です。
そしてジェンダー平等政策の推進は、
女性の生活を重視することになります。
よってパリテ法を公約にすることは、
国民の生活の重視になるでしょう。

それにもかかわらずパリテ法は
国民の生活の軽視とうそぶく「高村武義」は、
なにを考えているのかと思います。

ジェンダー平等が景気や生活と
関係ないと思っていられるのは
「高村武義」が男性だからだと思います。
「高村武義」の考える「国民」には、
女性は入っていないのでしょう。


「ジェンダー平等より経済だ」という
「高村武義」の主張は、ジェンダー平等に
反対したい人が「殺し文句」として、
使い続けているものです。

たいていの女性は何度も聞かされているし、
「高村武義」のもの言いを聞いて、
「なんだまたか」という気持ちに
なっているかた(女性)も多いと思います。

「ジェンダー平等より経済だ」と
言う人がいるから、ジェンダー平等は
「後回し」にされることになります。
その結果、ジェンダー差別はいつまでも改善せず、
女性の雇用の不安定や低い賃金水準が
温存されるということです。

「ジェンダー平等より経済」と力説し、
ジェンダー平等政策を敵視する
「高村武義」のような人こそ、
「女性の生活軽視」というものです。


posted by たんぽぽ at 22:51| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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