「女性の90%は専業主婦希望」という
根拠のないことを言う選択的夫婦別姓の反対派は、
もうひとつ根拠のないことを言っています。
「結婚して相手の名字になることが
多数の女性の夢」なのだそうです。
あのね、、、選択的夫婦別姓への賛成派が圧倒的な50代以下の女性ですけど、同時に90%が専業主婦希望者なのですよ、、、別姓?良いですね!って言いつつ、結婚して相手の姓になって専業主婦ってのが支持層大多数の「夢」なのですよ、、、😓
— 湖月冬樹 (@kirituki) August 7, 2020
ジェンダー問題の研究者が行なった
既婚女性対象のインタビュー調査があります。
これによると「ぜひ結婚改姓したいと思った」
という女性はいなかったです。
「結婚改姓を喜ぶ女性はいないらしい」
一方,「是非変えたいと思った」
「それこそ結婚の証だと思った」という程の
強い思い入れも見られなかった.
この点,学生など20歳前後の場合,とりわけ女性は
ロマンチック・ラブ概念が先行しているため,
改姓に一種の憧れもあるようだが,実際に婚姻を経験している
女性たちにはそれ程の思い入れもなかったようである.
「結婚改姓はとても面倒だった」と答えた
既婚女性はとても多いです。
女性だけが結婚改姓させられることに
疑問を感じるかたも結構います。
改姓にあたっての感慨を尋ねたところ,
やはり多いのは「そういうものだと思った」
「特に 何とも思わなかった」というものであったが,
やはり当然のように女性が改姓しなければ
ならないことに疑問を感じていた人もいた.
そして非常に多かったのが「改姓はとても面倒だった」という意見である.
結婚改姓に対してネガティブな意見のかたは
結構たくさんいるということです。
ツイッターやネットを見ていても、
「わたしは結婚改姓したい」とか
「結婚改姓してよかった」という
女性が登場することはめったにないです。
「結婚改姓を喜ぶ女性が出てこない理由」
「結婚改姓を喜んだ女性」が登場するのは
決まって「うちの妻はそうだった」のような、
男性による「伝聞」です。
女性本人が登場することはなぜかないです。
「伝聞ばかりの「改姓を喜んだ女性」」
情報ソースが伝聞ばかりのときは、
その言説は「都市伝説」である可能性を
考えるのが流言研究の原則です。
こうなると「結婚して相手の名字に
なることが多数の女性の夢」という、
最初のツイートの人の根拠はなにかと思います。
とくに反対派(非共存派)の男性が、
「女性は結婚改姓したいと思っている」と
思いたいのでしょう。
http://pissenlit16.seesaa.net/article/501846679.html
自分の願望を現実だと思っていると、
いずれ手痛いことになると思います。
結婚して女性が会社を辞める「寿退社」が多数派だった頃はいざ知らず、結婚しても仕事を続けるとなると、会社で旧姓を引き続き名乗っても給与明細は新姓だったり、会社を変わったら旧姓が名乗れなくなったり、クレジットカードやキャッシュカード、パスポート、免許証などの氏名変更、クレジットカードと紐づけられたネットショッピングサイトなどの氏名変更etc…
たとえこれまでの苗字が嫌で結婚を機に変えたい!という人でも、氏名変更の手続きという負担は大きいですよ。苗字を変えたくない人にとってはなおさら。
こちらにコメントありがとうございます。
望んで結婚改姓したいと思っている
かたでも、苗字変更の手続きは負担だ、
というかたは多いのではないかと、
わたしも思います。
苗字を変えたら名義を変更しなければ
ならないものは、列挙されているとおり、
相当たくさんあるというものです。
望んで結婚改姓したかたが、
名義変更の負担を語ることが少ないので、
彼女たちはそれほど名義変更を負担に
感じていないと、なんとなく
思われているのではないと思います。
>苗字を変えたくない人にとってはなおさら
望んで改姓したかたでも負担なら、
不本意な改姓をさせられたかたは、
なおさら負担が大きく感じるというものです。
こちらにコメントありがとうございます。
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
自身の独善的利益のために、
他人に押し付ける負担のことなど
考えるはずもないというものです。
彼ら反対派(非共存派)は、
改姓の負担を「たいしたことない」と
ことさらに矮小化したり、「負担を
いとわないようでは結婚の覚悟がない」とか、
精神論にすり替えたりします。
自分は絶対に改姓したくないのは、
もちろんすっかり棚にあげます。
なぜか女性の気持ちや考えを
自分はわかっているつもりになっている。
ご指摘のように、たいていは的外れです。
かかる現象に名前がついているかどうかは、
わたしはわからないです。
「女性はこうあってほしい」という
願望が出てくるのだとは思います。
我々の本当の目的は「選択肢を増やしてほしい」なのにそれを彼らに伝えても「本当の狙いは違うだろ」と抜かします。