選択的夫婦別姓の議論が進まない原因は、
反対派(非共存派)が妨害するからです。
あたりまえのことだと思うのですが、
それがわからないと思われる人は、
とくに反対派(非共存派)には結構いるようです。
選択的別姓の議論が進まないのは、多くの方が必要性を感じないからではないでしょうか。ほかの方からもDMやリプライでいろいろと必要な理由をうかがいましたが、私は必要性を感じませんでした。むしろ、別姓になったら仕事上めんどくさい、という思いが募ったばかりです。
— えり (@AUZ61s3fwNB73oG) July 19, 2020
1996年の法制審議会の答申以来、
野党各党はほぼ毎年共同で選択的夫婦別姓法案の
国会への提出を続けてきました。
ところが大半の期間で与党である自民党は、
いつも野党から提出される
選択的夫婦別姓法案をろくに議論をせず、
継続審議や廃案にして葬ります。
「国会で議論しないのはなぜか?」
メインブログの7月19日エントリでも
触れましたが、自民党は党内でも
選択的夫婦別姓について議論することを
「御法度」にしています。
「稲田朋美・選択的夫婦別姓の勉強会を開く」
勉強会には永岡桂子・文部科学副大臣など
8人の女性議員が参加。稲田議員は冒頭、
「党内でも議論することすらタブー視されてきたが、
女性活躍のためにもしっかり議論したい。
今後は反対されている団体にもお話を聞きたい」と挨拶した。
自民党は国会でも党内でも選択的夫婦別姓の
議論を黙殺しているということです。
それだけ自民党は選択的夫婦別姓の議論を
進めたくないということです。
なぜ自民党は選択的夫婦別姓の議論を
したくないかは、反対しているからです。
まともに議論になったら、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)はかなわないので、
議論そのものを黙殺するよりないのでしょう。
「選択的夫婦別姓が実現しない元凶・自民党」
「選択的夫婦別姓・自民党に中立が増えた」
選択的夫婦別姓の議論が進まないのは
反対派(非共存派)のせいであることは
これだけでも明らかだと思います。
このように選択的夫婦別姓の議論を
黙殺する自民党のやりかたを支えているのが、
日本社会に蔓延する政治的ミソジニーです。
「オンナコドモはだまっていろ」の人たちは
直接的な支持や協力をします。
そして「オンナコドモのことはくだらない」
という人たちが、自民党のやりかたを
追認、黙認することになります。
そして「選択的夫婦別姓よりほかに
議論する重要法案がある」などという
最初のツイートの人も、自民党や選択的夫婦別姓の
反対による議論の黙殺に追認、黙認、
支持、協力をすることになります。
「選択的夫婦別姓・優先順位論で妨害」
「「優先順位論」の反証不可能性」