2020年07月27日

「優先順位論」の反証不可能性

7月26日エントリの続き。

「選択的夫婦別姓はいま審議しなくていい、
ほかに重要法案がある」という「優先順位論」は、
どのような状況にあっても持ち出すことで
選択的夫婦別姓を「後回し」にする
「理由づけ」にできると思います。

 

バブルの対処があるから、構造改革があるから、
震災の復旧と原発事故があるから、
コロナ対策があるからと、どのような状況に
なっても「〇〇があるから」と言って、
選択的夫婦別姓の審議は「いまやることでない」
ことになるのでしょう。


問題の選択的夫婦別姓の反対派が持ち出す
「優先順位論」は反証不可能ということです。
反証不可能な主張が出てきたら、
それは「とんでも」の可能性が高くなります。

「社会事情の変化がない・反証不可能性」

「カール・ポパー、反証主義とは」
「反証可能性」
「科学の条件とは(4)反証可能性ってなに?」

どうやっても反証する手立てのない
「反証不可能」な命題を持ち出すのは、
実証的な議論であってはならないです。
それはその命題が正しいか誤っているかを
検証できない、ということだからです。

それゆえ「とんでも」な主張をする人は、
往々にして「反証不可能」な
命題にしがみつくことになります。
間違いを示すことが論理的に不可能になるので、
自説を反論されたくない根拠薄弱な
主張をする人には、都合がいいからです。


どのような状況になれば選択的夫婦別姓は
「いまやること」になるのか、
最初の反対派ははっきりさせてほしいです。
「優先順位論」を反証可能にしろということです。


posted by たんぽぽ at 22:52| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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