2020年06月07日

選択的夫婦別姓の実現はいきなりでない

メインブログの6月4日と6月6日エントリで、
「旧姓使用を推進すれば反対派も
賛成するようになる」と言ってきた、
「筑後守」のお話をしました。

「夫婦別姓反対派は譲歩を受け入れない」
「必要なのは中間的なかたからの理解と賛同」

「筑後守」は選択的夫婦別姓の導入は
「段階を踏んで行く」とよい、
「いきなりは難しい」とも言っています。

 


選択的夫婦別姓は法制審議会の答申書が
1996年に出されてから24年経過しています。
「選択的夫婦別姓を導入するように」という
勧告を女子差別撤廃委員回から
日本政府はすでに5回受けています。

「民法改正・国連の勧告の歴史」

2020年の現在、世界中のほとんどの国で
選択的夫婦別姓は導入されています。
夫婦同姓が強制されるのは、
世界でもほぼ日本だけとなっています。

「夫婦別姓が選択できない日本以外の国?」



日本の選択的夫婦別姓はきょうこの瞬間に
実現しても遅すぎるくらいです。
そのような状況において「段階を踏んで行く」
なんて、なにを悠長すぎることを
「筑後守」は言っているのかと思います。

日本の選択的夫婦別姓は法制審議会の
答申からでも24年です。
最初に議論されるようになってからなら
40年程度経過しています。
長すぎるくらい議論を続けています。
どこが「いきなり」なのかとも思います。


選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)が
理解するのはそれくらい遅いと、
「筑後守」は言いたいのでしょうか?

これについては反対派(非共存派)から
理解を得る必要はないと思っています。
必要なのは聞く耳を持つ中間的な人からの
理解と賛同を得ることです。

差別主義者が差別をやめることに対して
動きが遅いのはある意味当然です。
そのような人たちのことなど、
いちいち相手にする必要はないことです。

差別は本来ならすぐにやめなければ
ならないことです。
差別主義者たちが「きゅうには差別を
やめられない」と言ったところで、
彼らが差別をやめるのを待ってあげる
いわれがそもそもないことです。

posted by たんぽぽ at 12:31| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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