2020年05月09日

旧姓使用不可では人材は集まらない(2)

5月8日エントリの続き。

旧姓使用をいっさい認めない職場から、
退職者が続出したというお話です。

 

旧姓使用ができないことを理由に
ツイートのかたが採用を辞退すると言ったとき、
職場は旧姓使用ができるよういまからでも
上に掛け合うと、言いだしたとあります。

上に掛け合ったところで、どの程度旧姓使用が
認められるようになるか、はなはだ怪しいと思います。
それまで「旧姓使用を一切認めない」と、
堂々と言い続けて来た職場だからです。

旧姓使用を認めることを、そう簡単に説得できる
「上」だとはとても思えないです。
ここで「上」を説得できるくらいなら、
以前から旧姓使用を認めていただろうと思います。



「旧姓使用を一切認めない」と息巻く職場は
残念ながらまだまだたくさんあると思います。
このような職場は「女は結婚したら
夫の苗字に改姓しなければならない」という
差別意識があるのはもちろんでしょう。

そのほかにも「結婚改姓したくない女性は
どうせ少数」とか「ちょっと圧力をかければ、
あきらめて改姓する」とも
思っているのではないかと思います。

そう思って高をくくっていたら、
大量に退職者が出て足元をすくわれた
というのが、わんわんさんが採用を辞退した
職場なのではないかと思います。


posted by たんぽぽ at 08:43| Comment(3) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
認めないのであれば夫婦別姓を導入すべきだと思います。
Posted by イト at 2025年03月12日 01:51
と言うか、どんな状態であれ夫婦別姓を導入すべきだと思います。
Posted by イト at 2025年03月12日 01:51
こういう場面で、旧姓使用を認められない
ところは、選択的夫婦別姓も
認められないことが多かったりします。

「旧姓使用でじゅうぶん」と言っている、
反対派(非共存派)はどう思っているのかと思います。
Posted by たんぽぽ at 2025年04月13日 14:49
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