2020年04月26日

選択的夫婦別姓の推進に連合の意向?

4月20日エントリの続き。

塩村あやかは氷河期世代の貧困など
わからないなどと憎しみを込める「高村武義」の
ツイートについたリプライのひとつです。

立憲民主党が選択的夫婦別姓に力を
入れるのは、連合会長の神津里季生氏の
意向が働いていると思っています。

 

どのような事実を指して「連合会長の意向が
立憲民主党に働いている」と言うのでしょうか?


連合は2019年11月に行なった
「社内ルールにおける男女差に関する調査」の中で、
旧姓使用や選択的夫婦別姓について
いくつかの調査をしています。

「連合調べ 選択的夫婦別姓制度が導入されたら? 
「同姓がよい/同姓でよい」40.7%、「別姓がよい/別姓でよい」4.9%」


2020年2月の「mネット」主催の
選択的夫婦別姓の院内集会には、
連合も賛同団体として参加しています。

「mネット・民法改正情報ネットワーク主催
「民法改正は与野党の枠を超えて!選択的夫婦別姓を求める院内集会」参加報告」


これらは2019年7月の参院選のあとに
行なわれたものではあります。
それでもそれ以前から連合が
選択的夫婦別姓の実現に
理解があったことはたしかでしょう。


それでも連合や神津里季生氏が、
選択的夫婦別姓の実現に積極的になるよう
働きかけたことで、立憲民主党や枝野幸男が
選択的夫婦別姓を前面に押し出すことに
なったわけではないと思います。

立憲民主党が選択的夫婦別姓に
積極的になったのは、初当選のとき以来
27年間、枝野幸男が公約に
していたことだからだと思います。

「枝野幸男・選択的夫婦別姓を27年間公約」
「夫婦別姓・枝野幸男の政治感覚」

初当選から27年間、選択的夫婦別姓を公約に
掲げ続けてきた枝野幸男代表は、会議後に記者からの
質問に答え「党としても私個人としても、
厚い壁にさえぎられてきたテーマである。
こうして当事者が力強く声を
あげてくださり、大変勇気づけられた。
実は枝野氏は20年以上も前に「イデオロギー対立は
終わり、今後は夫婦別姓といったテーマが
政治の対立軸になるのではないか」と語っている。

自分が政党の代表になったので
イニシアチブを発揮しやすくなったのでしょう。
それで選択的夫婦別姓を重要課題として
前面に出したのだと思います。



付記:

「立憲民主党が貧困問題を無視して
選択的夫婦別姓に力を入れるのは
誤った路線」という意味のことを
最初のツイートの人は言っています。

立憲民主党が氷河期世代や貧困層を
無視している事実はないです。
また選択的夫婦別姓や性的少数者問題に
力を入れることは「誤った路線」ではないです。

「立憲民主党は貧困対策を無視するか?」
「従来が無視された選択的夫婦別姓」

これらはすでにお話したことですが、
ここでもあたらめて確認しておきます。


posted by たんぽぽ at 20:42| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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