なにやら奇妙な表を作っています。
別姓夫婦と同姓夫婦とで、離婚したときの
苗字の選択の幅を問題にしています。
ここで「オチパク」はありそうにないことや、
要求する人がいないことを並べて、
あたかも夫婦同姓は夫婦別姓より自由度が
高いかのように印象操作をしています。
同姓婚離婚であれば、婚氏続称により、子の人格権を保護することも、子の希望により改姓することもできる。
— オチパク (@yampisun40) April 21, 2020
別姓婚離婚では、そもそも婚氏がないので、親子別姓もしくは、子に改姓を強制するしかない。
将来の離婚の可能性と子の立場を考えると、別姓婚などあり得ません。 pic.twitter.com/eTmj0l0s3F
1行目の右側の赤いエリアを見ると、
別姓夫婦が離婚した場合、もと配偶者の苗字を
選べなくて名乗れないと主張しています。
「オチパク」はそれが問題なようです。
これは「婚姻時に夫婦別姓だったかたが、
離婚した際もと配偶者の苗字を名乗りたい」
というケースになります。
そんなことをしたいと思う人は、
いったいどれだけいるのかと思います。
婚姻時に夫婦別姓にしたということは、
改姓のデメリットを避けたかったということです。
そのような人が離婚を契機に改姓のデメリットを
背負う選択をするのは、どういうことでしょうか?
離婚のときも当然、改姓のデメリットを
背負いたくないと考えるでしょう。
離婚したもと配偶者なんて心理的、物理的に
遠ざけたいというかたも多いでしょう。
そんな遠ざけたい人の苗字を名乗るなんて、
感情的に受け付けない人も、
多いのではないかと思います。
同姓夫婦が離婚した場合、
婚姻時に改姓していた配偶者は、
旧姓にもどすのと、婚氏続称によって
改姓しないという、ふたつの選択があります。
これは離婚改姓のデメリットを防ぐためです。
別姓夫婦が離婚した場合は改姓がないので、
「離婚改姓のデメリット」も必然的にないです。
よって婚氏続称という選択も必要なく、
選択肢はひとつでよいことになります。
婚姻時に夫婦別姓だったかたが、
離婚したときもと配偶者の苗字を「選べない」のは、
「そんな要求をする人がいないから」です。
要求も必要もないケースなのに、
そのケースが選べないことを
さも問題であるかのように強調して、
夫婦別姓のほうが選択肢が狭いかのように
見せかけているのが、「オチパク」の表です。