2020年04月20日

就職氷河期の女性の貧困がわかるのか?

4月7日エントリの続き。

「高村武義」は「塩村文夏に氷河期世代の
貧困のなにがわかるのか」と
憎しみを込めて言っているのでした。

そんな「高村武義」になくて
塩村文夏にある、決定的な属性があります。
それは塩村文夏は女性であるということです。

 


就職氷河期世代の貧困は男性よりも
女性のほうがさらに深刻です。
非正規率も女性のほうが高いし、
賃金水準は女性は男性よりずっと低いです。

「非正規雇用の女性・高齢化と貧困」
「毎日・数字が語る争点・ジェンダー」
「女性就業者過去最多・半数以上が非正規」
「日本社会の暗部・就職氷河期の女性」

「非正規・無職の女性たちをずっと無視してきた「日本社会の罪」」

次に大きな違いが雇用状況である。
団塊ジュニアの大学卒業時はバブル崩壊後の就職氷河期であり、
その後失われた20年、いや30年の中で職業人生を送ってきた。
非正規雇用の人も多い上に、正規雇用であっても
他の世代に比べて収入が低い。

つまり、団塊ジュニアが高齢者になる2040年には、
単身で年金も不十分な高齢者が増えるということである。
そして、その後はロスジェネといわれる世代が
続々と高齢期を迎えることになる。
正規雇用への登用や安定した職の確保の
対象には、団塊ジュニア、就職氷河期世代の
女性は含まれているのだろうか。
非正規が多い就職氷河期世代だが、
そもそも男性よりはるかに
女性の方が非正規雇用者比率が高い。

女性の非正規労働者といえば主婦のパートと
考えがちだが、実際には40〜44歳の未婚女性のうち
働いている人の約34%、45〜49歳では
約35%が非正規である(同年代の未婚男性の
非正規割合は約2割である。
『就業構造基本調査』(2017年)より)。


しかも氷河期世代の女性たちは、
「女性は男性と結婚すれば生活が安定する」と
思われて、ずっとその問題を「見なかった」ことに
されているという問題もあります。

塩村文夏ならこうした就職氷河期の
女性が置かれている深刻な状況を、
理解し共感することはできるでしょう。


男性の「高村武義」には、このような
女性の貧困問題に対してどのくらい
理解と共感を示せるでしょうか?

立憲民主党が選択的夫婦別姓に
力を入れることを恨めしく思うくらい、
女性の権利に理解のない男性です。
ミソジニーのきらいもあるかもしれないです。

「従来が無視された選択的夫婦別姓」

だからわたしは言っておきます。
「男性の『高村武義』に氷河期世代の
女性の貧困のなにがわかるというのだ?」


posted by たんぽぽ at 22:22| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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