2020年04月19日

夫婦別姓の子の意見・親の同意が必要?

4月13日エントリの続き。

選択的夫婦別姓の議論に子どもの視点が
登場しないとご不満の反対派(非共存派)
「令月院トーナス居士」の続きです。

今度は「子どもの意見を聞くには親の同意が
必要だから、夫婦別姓で問題のない
子どもしか出てこない」と言ってきました。

 

親の同意なしに子どもの意見を聞く方法も、
いくらでもあると思います。


親が夫婦別姓であることに「親の気概を
感じられて好きなところ」と言っています。
これを書いたとき、このブログ作者は
誕生日から判断して高校2年生と思います。
(作者は1987年産まれ、記事は2004年。)

「冬へと走りだそう いつか来た道を通って。byかせきさいだぁ」

名前。
父親は堀、母親は柿崎。
父親と母親の名字が違う。そう、夫婦別姓ってやつ。
だからって仲悪いとかいうのはぜんぜんないし、
物心ついたときからこうだった俺にはいたって普通のことだ。
夫婦別姓は子どもがかわいそうだとか聞くけど、え?って感じ。
別に不便とか感じたことはない。
ただ人に説明するのがめんどくさいだけ。
これは親の気概が感じられる、好きなところ。

このような個人ブログを書くのに、
内容についていちいち親からの同意を
得ているとは思えないです。


こちらは小学一年生の子どもたちが
「結婚改姓したくないから結婚しない」と
こぞって言った畑恵氏のエピソードです。

「結婚改姓が嫌な子どもたち」

「ねっ、そういう風に大人になって結婚すると、
みんなも名前が変わるんだよ」と、私が軽率な言葉を口にしたとたん、
クラス中から一斉に「ヤダー!」の大合唱が。
しかも、先に声を上げたのは、みんな男の子たちです。

(えっ、男の子は名前は変えなくて大丈夫なのに...)と
私が心の中で思っていると、ちょっとオシャマな女の子が、
「だから、アタシ、結婚なんてしないの」と、毅然と胸を張ります。
これを耳にした周りの子たちも、
「じゃあ、ボクもしない」「私もしない」と、
この日の給食は結婚拒否発言の嵐で幕を閉じました。

給食を食べているときの雑談ですから、
畑恵氏が事前に準備した話題ではないでしょうし、
当然子どもたちの意見を聞くのに
親の同意なんか得ていないでしょう。


高校生に小論文の課題として、
選択的夫婦別姓について書かせたら、
7割ほどの生徒が「結婚改姓したくない」と
書いたというお話もあります。

「夫婦別姓の希望は実は多数派?」


子どもが勉強している内容なんて、
高校生くらいになれば、逐一把握しない
親も少なくないでしょう。
これらの生徒たちは親の同意を得ずに、
自分の意見を書いていると思います。


「夫婦別姓の家庭の子ども」は
未成年ばかりではないです。
すでに成人しているかたもいます。

未成年者の意見が信用できないなら、
成人しているかたから意見を聞けばいいだけです。
実際成人しているかたで、
自分の夫婦別姓の家庭のことについて
意見を述べているかたもいます。


posted by たんぽぽ at 18:04| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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