2020年04月03日

イデオロギー闘争は反対派から

4月2日エントリの続き。

選択的夫婦別姓の議論に子どもの視点が
登場しないと言っている反対派(非共存派)は、
登場しないのはイデオロギー闘争に
なっているからだ、とも言っています。

 


選択的夫婦別姓の実現を求めるかたは、
アイデンティティや職業上のキャリア、
改姓手続きの負担など、自分の生活や
尊厳のために発言や活動をしています。

それゆえ選択的夫婦別姓の推進派が
自分からお話を始めるときは、
イデオロギーのことには通常触れないです。
そもそもイデオロギーは関心のないことです。


イデオロギー闘争を始めるのは、
もっぱら選択的夫婦別姓の反対派からです。
彼ら反対派にとって、選択的夫婦別姓問題は
生活とは関係ないイデオロギーの
問題になっていることが多いです。

「夫婦別姓は左翼と共産主義のドグマ」なんて言う
選択的夫婦別姓の反対派もいます。
このような認識を披露するのは、
まさにイデオロギーの問題としか、
考えていないからだと思います。

「夫婦別姓は家族解体が目標?」
「夫婦別姓は共産主義のドグマ?」

安倍晋三首相は10年、雑誌「Will」の座談会でこう語っている。
「夫婦別姓は家族の解体を意味します。家族の解体が最終目標であって、
家族から解放されなければ人間として自由になれないという、
左翼かつ共産主義のドグマ(教義)」



選択的夫婦別姓の議論がイデオロギー
闘争になることが、最初のツイートのかたは
お気に召さないようです。

それなら反対派(非共存派)に
「子どもの視点が登場しなくなるから、
イデオロギー闘争はしないように」と、
喚起することだと思います。

最初のツイートはどこかにつけた
リプライではなく、だれにともなく
つぶやいたかたちになっています。
それよりもっとはっきり選択的夫婦別姓の
反対派に向けたメッセージだと、
わかるように語るのがよいでしょう。

posted by たんぽぽ at 22:11| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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