取り上げる立憲民主党を恨めしがっている
「高村武義」のツイートについたリプライです。
このリプライをした人は選択的夫婦別姓や
性的少数者問題は「次の段階」と言っています。
よくある「優先順位論」です。
確かに「少数派への配慮」は必要ですが。
— こたつねこ (@kotatutomonokai) August 22, 2019
それは「次の段階」でよかったのでは?
と思いますね。
とりあえず今のこの国の最重要課題は、「貧困や格差」なのは明白だから
このような「優先順位論」については、
2月16日エントリでもお話しています。
「従来が無視された選択的夫婦別姓」
選択的夫婦別姓は、法制審議会の答申書から
すでに24年が経過しています。
国連女子差別撤廃委員会からは、
選択的夫婦別姓を実現せよという勧告を
日本政府はすでに5回受けています。
「民法改正・国連の勧告の歴史」
2020年現在、世界のほとんど
すべての国で、夫婦別姓が原則か、
選択的夫婦別姓が実現しています。
夫婦別姓が選択できず、夫婦同姓が強制されるのは、
ほとんど日本だけになっています。
「夫婦別姓が選択できない日本以外の国?」
選択的夫婦別姓はおおむかしから
長いあいだ放置され続けていて、
本来ならとっくに実現されていいことです。
最初のツイートの人は「次の段階」なんて、
なにを悠長に言っているのかと思います。
選択的夫婦別姓は「ずっと前の段階」で
終わらせてしかるべきことです。
なぜ選択的夫婦別姓がいつまでも
実現しないのかといえば、最初のツイートのように
「次の段階」と言い続ける人がいて、
あとまわしにし続けることが大きいです。
「オンナコドモのことはくだらない」という
日本に蔓延する社会通念によって、
選択的夫婦別姓をあとまわしにすることが、
支持されることになります。
最初のツイートの人は、選択的夫婦別姓の
実現のために社会のリソースを使うのが、
そんなに気に入らないなら、
さっさと実現させることです。
選択的夫婦別姓は、実現すれば基本的に
それで終わりで、継続的にリソースを
投入し続ける必要のない性質の政策です。
最初のツイートの人は、自分のような人こそ、
選択的夫婦別姓をいつまでも終わらない
課題にして、いつまでも社会のリソースを
使わせることに気づく必要があるでしょう。