「伝統かどうかの判断」は不毛ではない、
「何年続いたら伝統」のように
「伝統の基準」を議論することが不毛だと
「うなぎ」氏は言いたいのかもしれないです。
不用意に他人の価値観を否定して反発を招く事実上のネガティブキャンペーンだ。選択的だから夫婦同姓を選びたい人は選べますよ!!で良いのに。
— うなぎ(steel_eel) (@dancing_eel) February 1, 2020
普通に考えて『お前が伝統だと思っているものは伝統ではない』なんて言われて納得する人は最初からそれに価値を見出だしてない人だけですよ。『50年では伝統ではないなら何年からなら伝統になるんです?真の伝統なら良いの?』みたいな不毛な議論になるだけです。
— うなぎ(steel_eel) (@dancing_eel) February 1, 2020
「伝統かどうかの判断」の議論を
ある程度以上深まってくると、
「なにをもって伝統とするか」の
基準をはっきりさせる必要が
出てくることもあります。
それを「不毛か?」と言われると、
わたしに言わせれば微妙です。
議論で明確な結論を出すために基準を
はっきりさせる必要があるとも言えるし、
基準の議論の深みにはまりすぎると、
建設的でなくなるとも思うからです。
実際の議論では「伝統かどうか」の基準は、
コンセンサスが取れていると思います。
明治維新よりあとであれば、
「日本の伝統」とは考えないことが多いです。
明治維新は日本の歴史の大きな
分水領であり、また明治以降は
欧米諸国の影響を強く受けるので、
「日本古来もの」とは異質であると
考えられるものが多いからです。
明治以降にあらわれたものでも、
すでに100年以上続いているから伝統だと
言う人も、選択的夫婦別姓の
反対派の中にはときどきいますが。
「夫婦同姓は民俗学でいう慣習?」
@Yasu9412 夫婦同姓には120年の歴史がある。
— 東一 (@touiti_abann) January 12, 2018
民俗学を専攻していた私。日本独特の慣習が夫婦同姓なのです。守っていくべき。
なぜ女性差別になるのかも理解不能。
ちなみに同性婚は速やかに認めるべきだと思いますが。
実際の議論についてもっと言えば、
選択的夫婦別姓の反対派が「伝統の基準」を
問題にすることはめったにないです。
なぜ問題にしないのかはわからないです。
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
「自分が伝統と思ったものは伝統」と
先験的に決まっていると思うのでしょうか?
それとも「伝統の基準」を明確にすると、
根拠を示すことで伝統でないことの
反証がしやすくなるからでしょうか?
それだけのことを彼らはいつまでたってもわからないんですよね。
過去の伝統がどうだったかなんて、
この際どうでもいいことです。
反対派(非共存派)が「伝統」を
持ち出して議論を仕掛けてくるから、
反証のために調べてやるまでのことです。
わたしたちは現在と未来を生きるのですから、
現在と未来をよりよいものにするには
どうしたよいかを考えたいです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/499075928.html