2020年02月16日

従来が無視された選択的夫婦別姓

2月15日エントリの続き。

立憲民主党が貧困対策を無視して、
選択的夫婦別姓を優先させているなどと、
恨めしがっているツイートについてです。

 


立憲民主党が性的少数者むけの政策や
選択的夫婦別姓を優先させていると
このツイートの人が感じるのは、
従来より立憲民主党はこれらの政策に
熱心だからということかもしれないです。

なぜ立憲民主党が選択的夫婦別姓や
LGBT政策に熱心かというと、
これらの政策はこれまでないがしろにされ、
不当に無視されてきたからだと思います。


選択的夫婦別姓は法制審議会の答申書から
24年のあいだ、ずっと放置されています。
国連女子差別撤廃委員会からも
選択的夫婦別姓を実現するよう日本政府は、
すでに5回勧告されています。

「民法改正・国連の勧告の歴史」

民法規定についての国連人権機関からの勧告

選択的夫婦別姓は本来とうのむかしに
実現して終わらせることです。
それがようやくにして、いまさらのように
積極的になる政党が出てきたということです。


2019年の参院選のときは、選択的夫婦別姓が
国政選挙の争点になったことは、
よかったけれど「遅すぎた」ことでもあると
思ったかたも、少なからずいると思います。

「「選択的夫婦別姓」がやっと国政選挙の争点となった日本」
(はてなブックマーク)

「選択的夫婦別姓」が日本の国政選挙で
争点になったことに対して、学生時代から
30年以上夫婦別姓運動に関わってきた
当事者でもある私は、「遅すぎる」けれど、
「争点になるだけよかった」、でも「結局選挙後には
進まないのではないか」とも思ってしまっている。

選択的夫婦別姓はいままで理不尽に
優先順位を下げられ、不当に無視され
続けてきたことを、むしろ問題にしたいです。


性的少数者問題に関しても、
たとえば同性結婚は欧米の民主主義国では、
法的に認められたり、パートナーシップが
実現しているのが現状です。

「LGBTの権利・国際社会の動き」

同性結婚に対するなんの法的保障もない
日本はすでに遅れているくらいです。
優先順位をあげて当然のことです。

性的少数者をめぐる国内外の動き


posted by たんぽぽ at 10:54| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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