2020年01月27日

選択的夫婦別姓で国家解体という妄想

1月26日エントリの続き。

結婚改姓したくないなら結婚しなくていい
という野次を「正論」と堂々と賛同した
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
「選択的夫婦別姓は家族解体、国家解体への道」
などとも言っています。

反対派(非共存派)の典型だと思います。
それでも選択的夫婦別姓の反対派の中では、
妄想をこじらせたタイプだと思います。

 


現在の日本でも、国際結婚、事実婚、
旧姓使用で夫婦別姓の家庭はあります。
これらを見ていても苗字が原因で
解体した家族は存在しないです。

2020年現在、世界中のほとんどの国で
選択的夫婦別姓が認められています。
スペインやスペイン語圏のように
夫婦別姓が原則の国ぐにもあります。
これらの国ぐにでも、苗字が原因で
家族や国家が解体した例は存在しないです。

「夫婦別姓・世界各国の状況は?」
「池上彰・夫婦同姓の問題点を語る」


どうやって選択的夫婦別姓の導入で
家族や国家が解体するのかがわからないです。
かかる主張をする反対派(非共存派)は
家族や国家が解体にいたる
メカニズムを示していただきたいです。

(選択的夫婦別姓を導入すると、
いらいらした反対派たちが貧乏ゆすりをして、
それが共振を起こして大地震になって
日本が崩壊するのではないですよね?)




選択的夫婦別姓の実現を求める人たちは
結婚したいからであり、それは新しく
家族を作りたいからです。
家族や国家を解体したくて夫婦別姓で
結婚する人を、わたしは知らないです。

選択的夫婦別姓の導入は家族や国家の
解体が目的だという反対派(非共存派)は、
解体のために夫婦別姓で結婚しよう
というかたを探し出してほしいです。


最初のツイートの反対派(非共存派)も
例によって戦後民法で規定され、
高度経済成長期の企業利益のために
普及させた家族観を「あるべき家族」として
信仰のようにしているものと思います。

「家族思想という信仰」

この家族信仰にを奉じる人たちは、
社会のすべての人たちが
かかる「あるべき家族」を営むことで
社会が安定すると信じています。

それゆえ選択的夫婦別姓という
彼らの「あるべき家族」に含まれないものを
認めると社会が不安定となり
国家が解体すると信じているのでしょう。

本当に解体するのは、かかる反対派(非共存派)が
信仰している「家族のありかた」でしょう。
それはその反対派(非共存派)の
あたまの中にだけ存在していて、
現実には存在しないものです。


posted by たんぽぽ at 23:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
彼らの中での家族像の解体と考えるとしっくりきます
Posted by 改姓した男の人 at 2024年01月05日 02:58
まったくその通りです。

本当に解体するのは、反対派(非共存派)の
あたまの中にある家族観なのですよね。

自分たちだけで思っていることなのに、
多数と共有している、というところまで
妄想しているので、このような
大げさな認識になるのですが。


エントリでリンクしたアカウントは
すでに凍結している。
https://twitter.com/shohoshinrishu/
Posted by たんぽぽ at 2024年01月08日 15:20
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