「民俗学」を持ち出す選択的夫婦別姓の
反対派「東一」が、「日本では夫婦同姓が原則」と
言っているツイートについてです。
夫婦別姓が良いなら外国に移住すべし。
— 東一 (@touiti_abann) January 13, 2018
この国では同姓が原則。
この「東一」のツイートは
「選択的夫婦別姓」を求める人たちの
結婚後の苗字のスタンスについて、
分類したツイートへの反論です。
選択的夫婦別姓を求める人たちは、
「結婚改姓したくない」であって、
「夫婦別姓にしたい」ではないこと、
自分が結婚改姓したいと思うのも自由なこと、
そして結婚相手の選択に干渉しないことを
場合分けして示しています。
「選択的」夫婦別姓ってこういうこと。
— 3a8(ab) (@saya_fairyland) November 29, 2017
○自分の姓はそのままでいたい。相手はこちらの姓に変えても、元の姓のままでもかまわない。
○自分は相手の姓に変えたい。
×自分の姓はそのままでいたい。相手には自分の姓に変えてほしい。
×自分の姓はそのままでいたい。相手にもそのままでいてほしい。
このツイートに「東一」は異議がある
ということは、結婚相手の苗字の選択に
干渉しないことを容認しないことになります。
自分が改姓しないなら、相手はかならず
改姓しなければならないし、相手が改姓しないなら、
自分が改姓しなければならないと、
「東一」は考えているということです。
現在の日本の社会通念では、
男性が自分は改姓せず、結婚相手の女性に
改姓させることが「既得権」になっています。
この状況で「結婚相手の苗字の選択に
干渉しない」ことを認めないとなると、
「男性が改姓せず女性が改姓して
夫婦同姓になる」という選択肢しか
実質的に存在しないことになります。
「東一」はかかる男性の「既得権」と
ジェンダー差別を維持、強化をし、
女性が結婚改姓しない権利を認めないことを、
主張していることになります。