「理想の政治体制は神聖政治」と主張する
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
「Pちゃん」は、無神論者は人間でないかの
ようなことを言い出しました。
あのさぁ、政治体制の理想は神聖政治だよ。それくらい解ってないの?
— Pちゃん@木津川→犬山→篠山とマラソンが続くよ! (@pchanMF) December 2, 2019
唯一の問題点は、肝心の、納める”神”の存在がいないこと。
結局、最悪とは言え、それまでの体制の中で一番マシだから民主制にせざるえないってこと。
神を信じるかどうかが人と動物の境目ですよ。
— Pちゃん@木津川→犬山→篠山とマラソンが続くよ! (@pchanMF) December 3, 2019
無神論者でなければ、神様を信じている人なら
「神聖政治」が理想の政治体制なはずと、
「Pちゃん」は考えているのでしょうか?
神様を信じていても、異教徒もいます。
その政治体制が奉じている宗教でない
宗教を奉じている人にとって、
やはり「神聖政治」は最悪の政治体制になります。
異教徒ゆえに権利が守られなかったり、
抑圧、弾圧や体制が奉じる宗教への
改宗を迫られたりして、信仰の自由が
保障されなくなるからです。
「神聖政治は理想の政治体制ではない」
理想の政治体制の「神聖政治」のもとでは、
どんな宗教も公平に扱われるなんて、
ナイーブなことを「Pちゃん」は
信じているのでしょうか?
世界の歴史なんて、その政権が奉じる
宗教でない宗教を奉じる異教徒の
弾圧を繰り返していたことくらい、
ちょっと世界史をかじった人なら
だれでも知っていることです。
ローマ帝国はキリスト教を国教にする前は
キリスト教徒を弾圧していたし、
キリスト教を国教にしてからは、
非キリスト教徒を弾圧しました。
スペインは国土回復運動(レコンキスタ)が
完了すると、イベリア半島から
イスラム教徒とユダヤ人の排除を始めました。
フランスは王権が絶頂だった
ルイ14世の代に、ナントの勅令を廃止して
プロテスタントを追い出しにかかりました。
異教徒、異宗派の弾圧なんて、
歴史を振り返れば枚挙にいとまはないです。
どの宗教も公平に扱う宥和政策が
採られるほうが特例なくらいです。