2020年01月10日

未婚にかぎった調査ではない

1月6日エントリの続き。

事実婚と夫婦別姓の希望が同数だと
思っているらしい選択的夫婦別姓の反対派
「Pちゃん」は、東京新聞のアンケートは未婚者に
対象を限ったのではないか?と言っています。

 
これはどういうことなのか、どこからこのような
発想が出てくるのかと思います。



東京新聞の読者を対象にインターネットで
調査を行なっているアンケートです。
事実関係としては、回答者が未婚者に
かぎられることはないでしょう。

インターネットを使った調査なら、
回答者をマリッジステートで
選別することはできないです。
また回答者にマリッジステートを
答えさせてもいないようです。

「夫婦別姓 多数容認 本紙アンケート7940人回答」

「選択的夫婦別姓」について本社が先月下旬、
インターネットを使って読者に尋ねたアンケートでは、
別姓を認める回答が7割を超えた半面で、
男女の意識差が浮き彫りになった。
結婚により姓を変えているのは96%が女性のため、
女性からの深刻な体験談が多く寄せられた。
*意見は、本紙読者らへのアンケートで集めた。
「結婚するときに、二人ともが元の名字を使い続けることも、
夫婦のどちらかが名字を変えて一つの名字に
することもできる選択的夫婦別姓をどう思うか」を
11月27~29日に尋ね、10~90代の
男女7940人(男性5253人、女性2683人、
未入力4人)から回答があった。

東京新聞の選択的夫婦別姓のアンケートは
回答者に未婚も既婚もランダムに
混じっていると考えられます。


「Pちゃん」がなぜ回答者を未婚者に
かぎったのではないか?という不可解な
疑問を持つ理由は想像できます。

1月6日エントリで触れましたが、
「別姓を選ぶなら婚姻届を出さなければよいだけ」
と「Pちゃん」は言っています。


事実婚の不利益を理解しないので、
結婚改姓したくなくてもやむを得ず
婚姻届けを出すかたの存在が
「Pちゃん」はわからないのでしょう。

それで婚姻届けを出したのなら、
夫婦同姓に満足して、夫婦別姓を希望する
はずがないと「Pちゃん」は思っていて、
夫婦別姓を希望するかたは未婚者に
違いないと、考えるものと思います。


posted by たんぽぽ at 23:29| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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