事実婚と夫婦別姓の希望が同数だと
思っているらしい選択的夫婦別姓の反対派
「Pちゃん」は、東京新聞のアンケートは未婚者に
対象を限ったのではないか?と言っています。
これはどういうことなのか、どこからこのような
発想が出てくるのかと思います。
多少の誤差は考えられますが、実際に事実婚を選択する人は、全体の中では僅かなんですよ。
— Pちゃん@木津川→犬山→篠山とマラソンが続くよ! (@pchanMF) November 29, 2019
アンケートの回答と明らかな齟齬があります。
私の推測ですが、未婚の人に限って、データを取ったのではないですか?
東京新聞の読者を対象にインターネットで
調査を行なっているアンケートです。
事実関係としては、回答者が未婚者に
かぎられることはないでしょう。
インターネットを使った調査なら、
回答者をマリッジステートで
選別することはできないです。
また回答者にマリッジステートを
答えさせてもいないようです。
「夫婦別姓 多数容認 本紙アンケート7940人回答」
「選択的夫婦別姓」について本社が先月下旬、
インターネットを使って読者に尋ねたアンケートでは、
別姓を認める回答が7割を超えた半面で、
男女の意識差が浮き彫りになった。
結婚により姓を変えているのは96%が女性のため、
女性からの深刻な体験談が多く寄せられた。
*意見は、本紙読者らへのアンケートで集めた。
「結婚するときに、二人ともが元の名字を使い続けることも、
夫婦のどちらかが名字を変えて一つの名字に
することもできる選択的夫婦別姓をどう思うか」を
11月27~29日に尋ね、10~90代の
男女7940人(男性5253人、女性2683人、
未入力4人)から回答があった。
東京新聞の選択的夫婦別姓のアンケートは
回答者に未婚も既婚もランダムに
混じっていると考えられます。
「Pちゃん」がなぜ回答者を未婚者に
かぎったのではないか?という不可解な
疑問を持つ理由は想像できます。
1月6日エントリで触れましたが、
「別姓を選ぶなら婚姻届を出さなければよいだけ」
と「Pちゃん」は言っています。
現実に事実婚を選んだ人が2%程度であること。
— Pちゃん@木津川→犬山→篠山とマラソンが続くよ! (@pchanMF) November 29, 2019
別姓を選ぶなら婚姻届を出さなければよいだけなんですけど、なぜ、ほぼ全員届け出ているのでしょうか?
その説明が抜けているのですよ。
事実婚の不利益を理解しないので、
結婚改姓したくなくてもやむを得ず
婚姻届けを出すかたの存在が
「Pちゃん」はわからないのでしょう。
それで婚姻届けを出したのなら、
夫婦同姓に満足して、夫婦別姓を希望する
はずがないと「Pちゃん」は思っていて、
夫婦別姓を希望するかたは未婚者に
違いないと、考えるものと思います。