選択的夫婦別姓に賛成する人が
どれだけいるかを示すために、2015年12月に
行なわれた東京新聞のアンケートを、
わたしはツイッターで示しました。
「東京新聞・別姓のアンケート」
「夫婦別姓 多数容認 本紙アンケート7940人回答」
https://t.co/uWeyT5ZOAH 2015年12月の東京新聞のアンケートでは、男性の66.9%、女性の85.8%が選択的夫婦別姓に賛成です。これらの人は夫婦別姓で困ることはないですね https://t.co/yDm2hCqovb https://t.co/SATaMApxjw
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2019年11月27日
「Pちゃん」はすごいことを言ってきました。
東京新聞のアンケートは、共産党員のみとか
自民党員のみといった、あえてかたよった
調査をしているのだそうです。
「東京新聞のアンケートは偏っている?」
「Pちゃん」は東京新聞のアンケートは、
分母がわからないとも言っています。
恐らく、御存知ないと思うのですが、東京新聞は極めて偏った記事を書いてます。
— Pちゃん@木津川→犬山→篠山とマラソンが続くよ! (@pchanMF) 2019年11月28日
共産党員のみや自民党員のみなど、敢えて、偏った調査を常にしているので分母が判らないアンケートについては無視された方がよいです。
この東京新聞の選択的夫婦別姓についての
アンケートなら、分母はわかります。
次のように記事に書いてあることです。
「選択的夫婦別姓」について本社が先月下旬、
インターネットを使って読者に尋ねたアンケートでは、
別姓を認める回答が7割を超えた半面で、
男女の意識差が浮き彫りになった。
結婚により姓を変えているのは96%が女性のため、
女性からの深刻な体験談が多く寄せられた。
*意見は、本紙読者らへのアンケートで集めた。
「結婚するときに、二人ともが元の名字を使い続けることも、
夫婦のどちらかが名字を変えて一つの名字に
することもできる選択的夫婦別姓をどう思うか」を
11月27~29日に尋ね、10~90代の
男女7940人(男性5253人、女性2683人、
未入力4人)から回答があった。
インターネットを使ったアンケートで、
東京新聞の読者が対象です。
これでどうやって回答者が、自民党員のみとか、
共産党員のみになるのかと思います。
この方法なら、アンケートに回答するかたの
所属政党はほぼランダムでしょう。
いちばん多いのは「無党派」だと思います。
東京新聞のこのアンケートで、
ほかと変わっているのは質問の設定です。
質問をひとつにして、選択肢を3つ設けています。
1.「自分は夫婦同姓がいい、選択的夫婦別姓も反対」
2.「自分は夫婦同姓がいい、選択的夫婦別姓は賛成」
3.「自分は夫婦別姓がいい、選択的夫婦別姓も賛成」
通常の選択的夫婦別姓のアンケートなら
「夫婦別姓と夫婦同姓のどちらがいいか」
「選択的夫婦別姓に賛成か反対か」の
ふたつの質問にするところです。
それをあえてひとつの質問にするという、
設定のしかたが偏りの原因になると
「Pちゃん」は考えているのでしょうか?
選択的夫婦別姓問題の本質は「選択か強制か」で、
「自分が夫婦別姓と夫婦同姓の
どちらがいいか」は、別問題であることが
はっきりする聞きかただと思います。
アンケートの精度はむしろよくなるでしょう。
さすが東京新聞。設問がよい。きちんとした選択肢だ。
— T-T (@tcy79) 2015年12月8日
東京新聞:夫婦別姓 多数容認 本紙アンケート7940人回答:暮らし(TOKYO Web) https://t.co/fXCxkfkZzn
この東京新聞のアンケートで
かたよっているところがあるとしたら
回答者のジェンダー比だと思います。
男性5253人、女性2683人でほぼ2:1です。
本来なら男女をほぼ同数にするところでしょう。
それでも男女の人数の内訳を記事で示しています。
回答者全体だけでなく、男性だけ、
女性だけの結果も示しているし、
必要なら男女比が1:1の場合の補正も
できるようにして良心的だと思います。