票が立憲民主党や共産党に回って、
自民党の議席が減るのではないかと、
疑問を持つかたがいらっしゃります。
夫婦別姓を選択したい人は結構多いと
考えられるので、選択的夫婦別姓に賛成する
政党のほうが支持が得られると
考えているということです。
この疑問についてわたしが考えていることを、
今回はお話したいと思います。
選択的別姓に反対する人の気持ちが良く分らないけれど、別姓を選びたい人って結構大勢いるのよ。
— 過食弁 (@juntaba1) November 20, 2019
そこは分かるでしょ。
それに反対し続けると、そういう人の票が、立憲民主党とか共産党に回って、自民党の議席が減ることになると思うんだけど、それを甘受すべきと考えるほど大切な理由があるの?
自民党の反対派(非共存派)議員は、
選択的夫婦別姓は反対している人が多数で、
賛成している人は少数だと
思っているのではないかと思います。
それゆえ選択的夫婦別姓に賛成することで、
立憲民主党や共産党から自分たち自民党に
票が回ってくると思っているものと思います。
自民党の反対派(非共存派)議員たちは、
夫婦別姓を選択したい人はごく少数
という認識ではないかと思います。
「別姓を選びたい人って結構大勢いる」という
認識からすでにないということです。
そんな少数派である彼らの権利など
はなから無視しても票には影響しないと、
自民党の反対派議員は思っているのでしょう。
新聞社の調査を見れば、選択的夫婦別姓に
賛成している割合は反対より多いです。
「賛成」の中には、自分は夫婦同姓を
選ぶけれど、他人が夫婦別姓を選ぶのは
かまわないというかたも含まれます。
「東京新聞・別姓のアンケート」
選択的夫婦別姓の問題の本質は、
「選択」か「強制」か、あるいは
「共存」か「非共存」かの対立ということです。
「問題は共存か非共存か」
ところが多くの選択的夫婦別姓の
反対派と同様、自民党の反対派議員たちも
「夫婦同姓」か「夫婦別姓」かの対立で
考えているものと思います。
それゆえ、彼ら自民党の反対派議員たちは
自分は夫婦別姓にしたい人だけが
賛成だと考えていると思われます。
「自分は夫婦同姓を選ぶけれど
他人が夫婦別姓を選ぶのはかまわない」という人を、
彼らは意識しないのでしょう。
「自分は夫婦同姓を選ぶ」という人は、
選択的夫婦別姓にも反対だと、
彼らはみなしているものと思います。
付記:
最初の自民党が選択的夫婦別姓に
反対することを疑問視するツイートに
リプライしたのが、あの選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)「Pちゃん」でした。
夫婦別姓の意味が解らないから選択的別姓など言えるのですよ。
— Pちゃん@加古川マラソンに向けてトレーニングの毎日です (@pchanMF) November 20, 2019
女性蔑視を推進するなら別姓でも問題はないのですよ。でも蔑視する意思がないから別姓に反対するだけ。
別姓が女性の権利だとか、いったい、何を勉強すればそのような結論に至るのでしょうね。
自明のことですね。
「夫婦別姓のほうが女性蔑視」と言う
反対派(非共存派)は結構多いです。
彼らに言わせると夫婦別姓は、
「嫁を家に入れない中国、韓国の
家族思想」だからだそうです。
彼ら反対派(非共存派)は、
女性だけでなく、中国、韓国も、
自分の妄想を優先するようです。