「アマジャーナル」のツイートにぶら下がった
「あの民俗学の人」の選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)の「東一」ですが、
ツイートの内容は、自分の身内は男性が改姓して
夫婦同姓となったというものです。
同意です。
— 東一 (@touiti_abann) 2019年10月8日
うちの妹や叔母も婿入りしてもらって夫の名字が変わっています。
私も家族の一体感を守るためにも反対です。
女性が改姓したくないなら男性が
改姓すればいいと「アマジャーナル」が言っているので、
それに同意したかたちになっています。
「男性の改姓では解決にならない」
世の中には男性も女性も改姓できないという
ケースの婚姻はたくさんあります。
そうした婚姻の場合、「東一」の「対案」では、
当然解決にならないです。
現実には「女性が結婚改姓するもの」、
「結婚したら女は改姓するもの」という、
強い社会通念があります。
男性が改姓せずかつ結婚相手の女性に
改姓させることが強力な既得権になっています。
そのせいで現実の婚姻で男性が改姓に
応じることは、ほとんどないです。
たまに男性本人が改姓に応じたとしても、
男性の親や身内や、周囲の社会が
猛反発して断念させられることもあります。
改姓に関して社会通念や既得権が
厳然として存在するから、婚姻の96%のケースにおいて
女性が改姓するという、実質的に選択の
余地がない状況になるということです。
「現行法は男女どちらの姓も選べるから平等?」
「東一」は自分の身内は男性が
改姓したことを例に挙げています。
本人はこれで「現実的な対案」を示したと
思っているのかもしれないです。
実際に男性が改姓した事例があることを
いくら主張しても、ここではたいして役に立たないです。
ここでお話したように現実には
男性に改姓に応じてもらうことは困難が多いし、
男女ともに改姓できない場合もあるからです。
「他人はあなたの身内とは違う」です。