2019年11月23日

表面的な批判?核心的な批判でしょう?

11月17日エントリの続き。

「アマジャーナル」は玉木雄一郎のツイートで、
安倍晋三首相の所信表明の「多様性うんぬん」は
表面的だと批判していることも、批判しています。

 

自民党が選択的夫婦別姓を認めないのは、
「多様性の重視」から逆行することになります。
それで「多様性を重んじる」などと、
首相が所信表明で言うのは「言うことと
やっていることが違う」というものです。

このような自民党・安倍政権の言動不一致を
「表面的」と批判することは、
べつだんおかしなことではないでしょう。


選択的夫婦別姓を実現することは
「多様性」の観点からは代表的かつ典型的です。
それを「多様性」の例としてあげる
玉木雄一郎は、むしろ本質的で
重要な指摘をしていると言えます。

玉木雄一郎の指摘はどこも表面的ではないでしょう。
それなのになぜに「表面的な議論をしている」と、
批判されるのかと思います。


「アマジャーナル」は多様性の例として、
玉木雄一郎が選択的夫婦別姓を出したことを
「幅が狭い、重箱の隅を突く」とも言っています。

上述のように選択的夫婦別姓は
多様性の尊重の例としては核心的です。
幅はじゅうぶん広いし、重箱の隅つつきなどでは
まったくない、本質的なことだと言えます。


とくに自民党は四半世紀にわたって
選択的夫婦別姓の実現を妨害し続けている
張本人であり、最高責任者でもあります。

安倍首相自体、標榜する因襲・反動的な
家族のありかたにもとづき「選択的夫婦別姓は
共産主義のドグマ」
という不可解なことを
持ち出すなどして、強力に反対してきた一員です。

彼ら自民党・安倍政権にもっとも
責任があることを例に出したということです。
「押さえるべきことを押さえた」という点でも、
玉木雄一郎が選択的夫婦別姓を例示したことは、
よい点をついたというものです。

posted by たんぽぽ at 22:35| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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