2019年11月11日

旧姓使用では不便な人もいます

選択的夫婦別姓に賛成していると
自分では言っているのですが、
主張内容は反対派そのものというツイートです。
最近よく見かけるパターンだと思います。

はじめに「旧姓使用で不便はない」という、
選択的夫婦別姓の反対派としては
オーソドックスな主張を見てみます。

 
その根拠が「うちの職場でそこそこいる」という、
自分の個人的見聞プラス若干の憶測
というのも、反対派の定番だと思います。



この「旧姓使用でじゅうぶん」に関しては、
少し前にも何度かお話しています。

「旧姓使用できれば問題ない?」
「旧姓使用は場面がかぎられている」

旧姓使用を認められている企業は
全体の半数程度と限られています。
また旧姓使用が認められる場合でも、
可能な場面がかぎられることが多いです。

「旧姓使用の状況に関する調査」

旧姓使用の状況(企業規模別)

旧姓使用は限界があって不便も多いし、
実際に不便を感じている人たちがいる、
というのが実態ということになります。


最初のツイートの人の職場で旧姓使用している
というかたたちも、本当に旧姓使用で
不便がないかどうかはわからないです。

旧姓使用できる範囲が限られていて
不便を感じているかもしれないです。
ふたつの名前の使いわけに煩雑さを
感じているかもしれないです。

そうしたかたたちは、選択的夫婦別姓が
認められていれば、自分の名前の問題は
解決するのにと思っているかもしれないです。

人には他人が知らない事情があると思います。
外から他人が見て「不便がない」と思えても、
そう決めることはできないことも多いです。
実際には不便がある可能性は
いくらでも考えられることです。


付記:

最初のツイートの人は、「アマジャーナル」
という人のツイートにリプライしたものです。
女性には結婚改姓の願望があると思いたいらしい、
選択的夫婦別姓の反対派です。




posted by たんぽぽ at 22:13| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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