2019年11月10日

亀井静香の反対・日本会議の影響

11月7日エントリの続き。

「選択的夫婦別姓はニーズが低い」と
冷笑する「四条烏丸」は、民主党政権の3年間で
実現しなかったことに関しては、
日本会議と安倍晋三は関係ないと言います。

「選択的夫婦別姓・国民的議論が必要?(2)」
「選択的夫婦別姓の実現には国民的議論が必要だと主張する反対派(非共存派)」

 


すでにお話したように、民主党政権時代に
選択的夫婦別姓が実現しなかったのは、
亀井静香が反対したことが大きいです。

「首相、夫婦別姓法案で閣議決定に応じるよう要求 亀井氏明かす」

国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は20日、
鳩山由紀夫首相と17日に会った際、
選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正案について、
国民新党が国会で反対することを容認する代わりに
亀井氏自身は閣僚として閣議決定に応じるよう
求められたことを明らかにした。亀井氏は拒否したという。


その亀井静香は日本会議・国会議員懇談会に、
議員時代に所属していました。
次のサイトに日本会議に所属している
国会議員の一覧が出ていますが、
亀井静香の名前もあります。

「日本会議国会議員懇談会」

このサイトはウィキペディアです。
それゆえ信頼性が心配というかたは、
サイトに出典が示されているので、
直接確認するとよいと思います。
(俵義文著『日本会議の全貌——知られざる巨大組織の実態』)

よって民主党政権時代に選択的夫婦別姓が
実現しなかったことに、日本会議の関係は
あったと言えるでしょう。



亀井静香は日本会議が主催する大会に参加して、
選択的夫婦別姓に反対の主張を展開し、
国民新党への支持を呼びかけました。

「[夫婦別姓問題] 夫婦別姓に反対する国民大会 (概要・運動方針)」
「[夫婦別姓問題] 夫婦別姓に反対する国民大会 (登壇者の発言)」

亀井静香国民新党代表・金融郵政改革担当大臣

このちっぽけな国民新党が党の命をかけて、
総理から説得されようと他の閣僚から言われようと、
我々はこの日本を守るという一心でがんばり、
今年の夏の参議院選挙は、孤独無縁の戦いであろうとも、
秋の臨時国会でこの法案が成立しないために、
我々は死力を尽くしてがんばり抜く決意であります。

日本会議も亀井静香が党首の国民新党は
政権与党内(2010年当時)で選択的夫婦別姓に
反対しているので、支援を呼びかけています。

「[夫婦別姓]第三次男女共同参画計画、閣議決定の時期迫る」

【国民新党】
民法改正案が国会に提出されなかった背景には
国民新党が反対し続けたことが要因です。
今後も国民への公約を守り、夫婦別姓の導入を進める
男女共同参画基本計画に反対し続けるよう、
国民新党の議員を激励しましょう。

民主党政権下で選択的夫婦別姓が
実現しなかったのは、日本会議の影響も
あったことははっきりしていると思います。


posted by たんぽぽ at 23:37| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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