2019年11月10日

選択的夫婦別姓の推進派はカルトか?

11月9日エントリの続き。

「国民的議論」論のモーメントに絡んだ
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
選択的夫婦別姓の推進派はカルト宗教と
化しているなどと言っています。
なにを根拠にこんなことを言うのかと思います。

 

選択的夫婦別姓の推進派の市民団体は
その多くは、宗教団体とは無関係です。
宗教団体が支援しているわけではないし、
宗教団体の下部組織といったものではないです。

ネット、ツイッターで発言している
選択的夫婦別姓の実現を求める人たちは、
どこかの市民団体の関係者でさえなく、
ただの一市民、一個人というかたも多いでしょう。
カルト以前に、宗教団体でさえないということです。


「カルト宗教」は本物の宗教団体ではなく、
体質をたとえたものだと言うのなら、
選択的夫婦別姓の推進派の諸活動の
どこがカルト的なのかを、
具体的に示す必要があるでしょう。

主張が教条的になっているとか、
「とんでも」な内容を多く含むとか、
内輪の理屈で固まっているとか、
異なるの意見に聞く耳を持たないとか、
具体的にはこうしたことだと思います。

わたしが見ているかぎり、
ある程度以上目立つ場所に来ている
選択的夫婦別姓の推進派のかたたちで、
カルト宗教的な体質に毒されているかたは、
見当たらないようです。
健全な言動をつつがなく続けていると思います。


問題の反対派が、単に自分の意見を
聞き入れてもらえないということなら、
それは自分の意見がおかしいだけではないかと、
疑ってみることだと思います。

「相対性理論は間違っている」と信じている
「とんでも」が「自分の画期的な学説を
聞き入れない学会はカルト宗教だ」などと
息巻くのと同じということです。


posted by たんぽぽ at 07:30| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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