「選択的夫婦別姓の実現には
国民的議論が必要だ」としきりに主張する
「四条烏丸」を見てきました。
「選択的夫婦別姓・国民的議論が必要?(2)」
「選択的夫婦別姓の実現には国民的議論が必要だと主張する反対派(非共存派)」
ここで「四条烏丸」は「どのような議論が
あれば国民的議論があったとするのか?」と、
対論者からお尋ねされています。
現在進行形で裁判になっています。
— mametan (@tosiho) 2018年8月12日
それで現在もこうやって議論しています。
逆に、具体的に貴方はどうなれば国民的議論があったと認識するのですか?
例えば、成人年齢の引き下げ、喫煙条例などは、そのような貴方が納得するような国民的議論があったのですか?
わたしもこのお尋ねに対するお答えを
「四条烏丸」から聞きたいです。
メインブログでわたしが示した論点d.です。
a. 本当に「国民的議論」が必要か?
b. 「国民的議論」の「国民」は具体的にだれか?
c. 「国民的議論」をする論点はなにか?
d. どのような議論があれば
「国民的議論」があったとするか?
選択的夫婦別姓に関して
こんな議論があった、あんな議論があったと、
対論者が具体例を挙げるあいだは、
「四条烏丸」は「それは国民的議論と言えない」
「それもたいしたことない」と冷笑を続けます。
夫婦別姓は明治からで、伝統ではないと主張されたいと思いますが明治以来の夫婦同姓システムをかえるのですからどんな影響があるのか予想でかたるしかありませんし、じっくり議論が必要です。しかしながらまだ国民的議論は起きてないようです。まだニーズは低いのではないかと思いますね。
— 四条烏丸 (@meemee555555) 2018年8月12日
勉強不足というかほとんどの方は知らないのでは?選挙で争点になりましたか?デモみたいなものはやってますか?もしあれば教えてください。
— 四条烏丸 (@meemee555555) 2018年8月12日
その割りには議論はまったく盛り上がってませんね、メディアにも他の案件と比べてもとりあげられないし。国民的関心事ならもっととりあげるでしょ?なんでしょうかね?(苦笑)
— 四条烏丸 (@meemee555555) 2018年8月12日
いやいや、認知されてないと思いますよ。メディアも他の案件と比較せれば取り扱い低すぎるから。国民的なニーズがあればすぐやるでしょ?民主党のときもできたのでは?
— 四条烏丸 (@meemee555555) 2018年8月12日
ところが対論者から「国民的議論の基準」を
お尋ねされると、「四条烏丸」はだまりこみます。
最初に示した対論者のツイートに、
「四条烏丸」のリプライはついていないです。
対論者のほかのツイートには、
「四条烏丸」はほかのリプライを続けます。
ここでも「それは国民的議論と言えない」と
「四条烏丸」は言うだけで、「国民的議論の基準」の
お尋ねに対するお答えはないです。
「四条烏丸」は「国民的議論が必要」論を
これ以上主張するなら、どんな議論があれば
国民的議論があるとみなすのか、
その基準をはっきりさせる必要があるでしょう。
このままではどんな議論があったという事例を
しめしても「それでは国民的議論とは言えない」と
言い返せて「反証不可能」になります。
「カール・ポパー、反証主義とは」
「反証可能性」
「科学の条件とは(4)反証可能性ってなに?」
おおよそ実証的な議論における命題は、
すべて「反証可能」である必要があります。
そうでなければその命題が正しいか誤っているかを、
検証できないことになるからです。
それゆえ「とんでも」な主張をする人は、
往々にして「反証不可能」な
命題にしがみつくことになります。
間違いを示すことが論理的に不可能になるので、
自説を反論されたくない根拠薄弱な
主張をする人には、都合がいいからです。
この「国民的議論が必要論」に関しては、
「国民的議論があった」とする
具体的で客観的な基準を示すことで、
議論を「反証可能」にすることができます。
その基準を満たす議論が存在することを示せば、
「国民的議論があったとは言えない」に、
反証することができるからです。
その上で、いつまでも基準を満たす
議論の存在が示されないようなら
「国民的議論があったと言えない」と
考えてよいことになります。
付記:
「反証可能性」とか「反証不可能性」なんて
「四条烏丸」に理解できるかどうかわからないです。
それでもこれをご覧になっている
ほかのかたたちがいらっしゃるので、
「反証可能性」について言及しておきます。
「反証可能性」「反証不可能性」なんて「四条烏丸」には理解できないかもしれないけれど、これをご覧になっているほかのかたのために言及しておきます https://t.co/Vxmu0VwZCI
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2019年11月3日