2019年11月02日

結婚しやすくなることがデメリット?

10月31日エントリの続き。

「相手の女性に結婚改姓させたい」という
反対派ですが、選択的夫婦別姓が
認められると、結婚しやすくなることが
デメリットだと言っています。

 

これはどういうことでしょうか?
結婚しやすくなることは一般的にメリットです。
そうなると、どんな人にとって
どんなデメリットがあると、
この反対派は言うのかと思うところです。


選択的夫婦別姓が実現することで、
結婚しやすくなる人は、結婚改姓したくない人です。
よってこの「結婚改姓したくない人が
結婚しやすくなる」ことが、最初の反対派が
考えるデメリットだと思われます。

この反対派(非共存派)は「相手の女性に
結婚改姓させたい」と考えています。
選択的夫婦別姓が認められることで、
そう考える自分が結婚しにくくなると
考えてもいるようです。

「選択的夫婦別姓で結婚しにくくなる人?」

そうであればこの反対派の場合、
「結婚改姓したくない人が結婚しやすくなる」ことが
デメリットだという可能性はあります。


「相手の女性に結婚改姓させたい」という
権利侵害を要求する人にとっては、
その権利侵害が制限されることが
デメリットになるということです。

権利侵害は制限されて当然のことです。
よって権利侵害できなくなるという
「デメリット」は、一般的な意味では
「メリット」ということになるでしょう。


posted by たんぽぽ at 15:12| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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