結婚相手の女性に改姓させたい男性の
心配をする選択的夫婦別姓の反対派は、
「人によって結婚しにくい場合がある」
と言ってきました。
これは選択的夫婦別姓が実現したら、
それによって結婚しにくくなる人もいる、
ということだと思います。
人によっては、結婚し難い場合がある、というだけですからね。
— 袋小路 めいろ (@fukurokouzi_m) 2019年10月14日
選択的夫婦別姓が実現すれば、
これまでどおりの夫婦同姓だけでなく、
夫婦別姓も選択できるようになります。
選択肢が増えることで結婚しにくくなる人
というのは、どんな人か?と思います。
そんな人がいるということが、わけがわからない、
というかたもいるかもしれないです。
考えられるのは「結婚相手の女性に
改姓させて自分の苗字を名乗らせたい」
という男性だと思います。
このような男性は、自分の苗字に
改姓しない女性とは結婚する気がしない、
ということだとおそらく思います。
「改姓して男の苗字を名乗らない
女とは結婚しない」とはっきり言う
「踏み絵」発言のような男性もいます。
このような人(男性)は一定数いるのでしょう。
「結婚改姓するかどうかの「踏み絵」?」
現在なら「女性が結婚改姓する」という
社会通念と、「法律婚しないと法的権利が
得られなくて不利」という状況を利用して、
結婚相手の女性に改姓させて、
自分の苗字を名乗らせることが、
わりと容易にできるというのでしょう。
ようは現行の夫婦同姓の強制なら、
相手の女性が結婚改姓を望まなくても、
改姓を押し付けることがやりやすいという
けしからんことを考えている、ということです。
選択的夫婦別姓が認められると、
「女性が結婚改姓する」「法律婚でないと不利」
という状況が利用できず、女性が結婚改姓しない
という選択をしやすくなります。
それで「相手の女性が自分の苗字に
改姓しないと結婚する気がしない」という
男性は「結婚しにくくなる」のでしょう。
結婚改姓を望まない相手(女性)に
結婚改姓を押し付けるのは権利侵害です。
そんな権利侵害はさせてはならないことです。
「結婚相手に改姓させたい男性」
よって「結婚相手の女性に改姓させて
自分の苗字を名乗らせたい」という男性が
結婚しにくくなることは、
権利侵害をやりにくくするという意味で、
かえってこのましいことです。