2019年10月23日

女性が結婚しないのはなぜか

10月22日エントリの続き。

あの暗い情熱の持ち主「四条烏丸」が、
「旧姓がない」「結婚改姓できない」を、
「結婚できない」の意味にして
わたしを誹謗しようとしたお話の続きです。

「四条烏丸」の誹謗にはもうひとつ、
「結婚しない女はもてないだめな女」という
差別意識が現れています。

 


「四条烏丸」はことあるごとに
わたしを未婚とか、婚歴がないとか、
根拠もなく断定して誹謗します。
未婚の女性に対するネガティブな意識が、
「四条烏丸」にあることはたしかでしょう。

「The dark passion・根拠なく未婚と断定」

結婚するか結婚しないかなんて、
各人が自由に判断することです。
その人が結婚していないのは、その人なりの
考えなり事情なりがあるのでしょう。

他人は結婚に関して「四条烏丸」とは、
別の考えがあるということです。
「四条烏丸」の基準で非婚はネガティブと
決めつけられるいわれはないです。


結婚すると女性に不利なことが多いです。
日本の場合、年収が大きく減ることがあります。
正規雇用にかぎっても女性は結婚で
年収が減ることがはっきりしています。

「女は結婚で年収が減る」

https://twitter.com/tmaita77/status/419665311353143297



女性は結婚すると、もっと年収の低い非正規雇用に
回されることが多いことまで顧慮したら、
既婚女性の年収水準はもっと低くなるでしょう。

結婚生活はいまだ男性中心、男性有利です。
夫との関係を言えば、家事の分担をしないとか、
DVやモラルハラスメントの恐怖に
さらされる可能性もあります。

「日本の未婚男性の不幸感」

既婚女性は前述のキャリアの問題のほか、
子どもを産む圧力がかかることがあります。
仕事と育児の両立という問題も出てきます。
夫の親の介護を任されることもあります。


女性にとって結婚は損なことが多いです。
結婚するならよほど慎重になって
相手を見極める必要があることです。
現状では「結婚したくない」という女性が
出てくるのも、ごもっともなことです。

女性にとっての最善は「望む相手との結婚」です。
最悪は「望まない男性との結婚」です。
よって最善がかなわないなら、
最悪を避けるために「次善の策」として
「結婚しない」ことになるわけです。

「非もて男とフェミニズム」

「四条烏丸」の視界に入る結婚しない女性も、
このような事情によることも、
多いのではないかと思います。
結婚しない女性がいたところで、
むやみにあげつらうべきではないです。



ここに結婚しない女性がいた場合、
彼女はなぜ結婚しないのか、可能性が高いと
考えられる状況は、次のようになるでしょう。

前述の最善である「望む相手との結婚」を
しないなら、それは望む相手がいないからです。
結婚を遠慮したい男性しかいない
ということであり、それはまわりの
男性たちに原因があります。

前述の最悪である「望まない結婚」を
しないのは、結婚による不利益や
失なうものが女性には大きいからです。
それは社会の現状がジェンダー差別的だからであり、
「男性優位社会」に原因はあります。

どちらの場合も、女性が結婚しない原因は、
個人レベルか社会レベルかの違いはありますが、
男性にあることになります。
よって「結婚していない」という理由で、
非婚の女性にスティグマを貼られる
いわれはないことになるでしょう。


posted by たんぽぽ at 23:12| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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