2019年10月06日

選択的夫婦別姓と戸籍廃止は無関係

選択的夫婦別姓の実現は、戸籍の廃止のための
ひとつのステップだ、などと言う反対派です。
これもむかしからあった主張で、
取り立てて真新しいものではないです。

この反対派(非共存派)は夫婦別姓訴訟で
原告が棄却になった記事を見たようです。
それで思うことを言いたくなったのでしょう。

 


選択的夫婦別姓の導入によって、夫婦別姓にも
対応できるよう戸籍を改変することにはなります。
その夫婦別姓対応の戸籍は、1996年に
フォーマットがすでに考えられています。


選択的夫婦別姓制度は戸籍の廃止を
ともなうものではなく無関係です。
選択的夫婦別姓の実現を求めている人たちも、
戸籍の廃止を主張するものではないです。

最初のツイートの反対派(非共存派)が
信じているような「真の目的」などないです。
選択的夫婦別姓の実現を求める人たちは
隠しているものもないです。


ただ選択的夫婦別姓に反対する理由として、
戸籍を持ち出すことが多くなると、
戸籍の存在そのものが、選択的夫婦別姓の
実現を阻害すると見なされるように
なるかもしれないです。

その場合、選択的夫婦別姓を求める動きが、
戸籍を廃止する主張をする動きに
発展する可能性はあるでしょう。


最初のツイートの反対派(非共存派)は
「危険水域」などと言って、戸籍の廃止が
危険であるかのように思っています。

日本で戸籍の廃止を主張する人たちは、
個人単位の身分登録の導入を主張しています。
そして世界中のほぼすべての国で
身分登録は個人単位ですが、
そが原因でなにか危険なことに
なっている国はあるのでしょうか?



付記:

「選択的夫婦別姓を認めたら戸籍が
廃止される」というのも「ドミノ理論」
「危険な坂道理論」の一種と言えるでしょう。

「●詭弁・誤謬【一度○○を許せば、たちまち××になるであろう (ドミノ理論)】」


posted by たんぽぽ at 16:30| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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