入ることを拒否することだ」などと言う
選択的夫婦別姓の反対派がいます。
国に選択的夫婦別姓の法制化を要求する
意見書の審議を、東京都議会が見送ったという
東京新聞のツイートについたリプライです。
別姓を望むということは相手の家に入ることを拒否するということだから、夫婦別姓を認める代わりに相続権を放棄させたらいいじゃないか。
— エルにゃん (@6QQdiooXIgJdrat) 2019年9月14日
この場合の「夫婦別姓を望む」とは、
結婚改姓して配偶者の苗字を名乗ることだと思います。
男性はほぼ全員が結婚改姓したがらないし、
実際に改姓することがないです。
この反対派(非共存派)によると、
男性は結婚しても妻の家に入ることを
拒否してよいことになります。
そして女性は結婚したら夫の家に入らなければ
ならないと考えていることになります。
あからさまにジェンダー差別的です。
現在の民法や戸籍法は、結婚すると
夫婦の戸籍が新しく作られます。
戸籍の移動から考えると、結婚によって夫婦は
新しい家庭を作ると考えていることになります。
「結婚によって改姓したほうは
配偶者の家に入る」、という考えはないです。
よって夫婦同姓、夫婦別姓のどちらを望んでも
相手の家に入ることを意味しないし、
また受け入れたことにもならないです。
「配偶者の家に入ったような気がするから
結婚改姓したくない」というかたは、
ときどきいらっしゃると思います。
これは結婚改姓して配偶者の苗字になっても
配偶者の家に入ったのではないのに、
「自分の家に入った」とみなす、
この反対派と同じような考えをする
配偶者の親がいることがあるでしょう。
この反対派(非共存派)は、結婚改姓して
夫婦同姓になるかたが増えてほしいのでしょう。
それなら「結婚改姓は配偶者の家に入ること」
という認識をなくすことだと思います。
相続に関して同様の認識の反対派(非共存派)は
多いから、ますますもって不可解です。
「苗字と相続権は無関係」と指摘されることも
多々あるのですが、反対派(非共存派)は
少しも学習しないようです。