2019年09月20日

女性が改姓する伝統の西欧世界?

9月13日エントリの続き。

9月3日エントリで、アメリカ合衆国の
夫婦別姓の家庭は、子どもの苗字を
どう決めるかという記事をご紹介しました。

「Choosing Children’s Surnames」

 
「おはよう東京」が、アメリカ合衆国では
女性の9割が結婚改姓する根拠として
提示した記事でもあります。



この記事には、西欧世界では女性は
結婚改姓するのが伝統的という記述があります。

Traditionally, in Western society women
take their husband’s last names upon marriage.
This is still strongly normative in the U.S.
with over 90 percent of women complying (Gooder and Kreider 2010).

伝統的に西欧世界では、女性は結婚すると
夫の苗字を使うようになる。
アメリカ合衆国では依然としてこの習慣は根強く、
90%以上の女性が守っている。
(Gooder と Kreider, 2010年)

この「西欧世界」には、フランス、ベルギー
スペイン、イタリア、カナダ・ケベック州
(ラテン圏)は、入っていないと思います。
これらの国や地域は夫婦別姓が原則であり、
「伝統的に夫婦同姓」ではないからです。

記事で述べている「西欧世界」は、
どこを指しているのかと思います。
英語圏でしょうか?
アメリカ合衆国とイギリスだけではないですよね?
ドイツも入っているでしょうか?


記事を書いたかたは、結婚と苗字の問題については、
あまりくわしくないのかもしれないです。


posted by たんぽぽ at 23:10| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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