2019年09月02日

結婚改姓に同意する女性は少ない

結婚改姓したかた(女性)は、
ほとんどみんな改姓に同意したのであって、
苗字を奪われたのではないと信じている、
選択的夫婦別姓の反対派によくあるかたです。

 


これについては、中央大学社会科学研究所年報に
載せられた北原零未氏の論文にある、
既婚女性を対象にした結婚改姓についての
インタビューで、触れられています。

「結婚改姓を喜ぶ女性はいないらしい」
「夫婦別姓は何故「嫌われる」のか?」

改姓にあたっての感慨を尋ねたところ,
やはり多いのは「そういうものだと思った」
「特に 何とも思わなかった」というものであったが,
やはり当然のように女性が改姓しなければ
ならないことに疑問を感じていた人もいた.
そして非常に多かったのが「改姓はとても面倒だった」という意見である.

結婚改姓に比較的不満のないかたでも
「そういうものだと思った」
「とくに何とも思わなかった」です。

女性が改姓すると決まっていることに
疑問を持つかたはもちろんいます。
そして「改姓はとても面倒だった」と
いうかたがとても多くなっています。


一方,「是非変えたいと思った」
「それこそ結婚の証だと思った」という程の
強い思い入れも見られなかった.
この点,学生など20歳前後の場合,
とりわけ女性はロマンチック・ラブ概念が
先行しているため,改姓に一種の憧れもあるようだが,
実際に婚姻を経験している女性たちには
それ程の思い入れもなかったようである.

「ぜひ改姓したと思った」
「改姓こそ結婚の証だと思った」と
回答したかたはいなかったです。
改姓を望んでいたかたは、実際に改姓した
中にはいないということです。


2016年はじめにウートピが行なった、
首都圏勤務の20-30代女性を対象にした
アンケートでは、選択的夫婦別姓が認められたら、
夫婦別姓(非改姓結婚)を選択すると
答えたかたが63%でした。

「非改姓結婚希望が6割以上」

夫婦別姓が可能になったら、あなたは?

これだけ多くの女性が結婚改姓したくないと
思っていて、96%の婚姻において
女性が結婚改姓しているわけです。
改姓を望まないのに改姓した女性、
結婚によって苗字を奪われたという女性は
相当多いことになるでしょう。


現行民法は夫婦のどちらでも改姓できますが、
現実には96%のケースで女性が改姓します。
それならそこには女性に改姓させる
ジェンダー不平等な社会的圧力があると
考えるのが当然の判断です。

こうしたことに思いいたらず、
96%の改姓した女性はほとんど同意の上だと
思っていられる、最初のツイートの反対派は
とてもナイーブだと思います。

選択的夫婦別姓の反対派のご他聞にもれず
「結婚改姓したくな女性を見たことない」ので、
女性はみんな結婚改姓したいと思っていると
信じているのかもしれないです。

あるいは女性にだけ結婚改姓の
圧力がかかることを知っているが、
「苗字を奪った」と思いたくないので、
わざと眼をそらしているのかもしれないです。


posted by たんぽぽ at 22:42| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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