2019年08月31日

改姓で結婚・離婚がわかる非対称性

旧宮家の復活を要望する選択的夫婦別姓の反対派は、
ほかにも怪しげなことを言っています。

ここでは月並みですが、夫婦別姓の場合、
周囲に知られずに結婚と離婚ができるなどと
言っていることを、取り上げることにします。

 


なぜ夫婦別姓だと周囲に知られずに
結婚や離婚ができるのか、あるいは夫婦同姓だと
結婚や離婚が周囲に知れるのかですが、
結婚や離婚で苗字が変わるからでしょう。

現在の日本では、婚姻の96%のケースで、
苗字を変えるのは女性です。
ほとんどの男性は結婚改姓や
離婚改姓をしないので、いまでも周囲に知られずに
結婚や離婚ができることになります。



最初のツイートの反対派によると、
女性だけ周囲から結婚や離婚がわかればいい、
男性はわからなくていい、ということになります。

それは男性の都合で、女性だけ結婚しているか
どうかわかればいいことになります。
このようなことを主張すれば、
「ジェンダー差別的だ」と言われても
無理もないことになります。


「夫婦別姓だと結婚や離婚がわかりにくい」
という主旨の主張をする人(反対派)は、
ジェンダー非対称を無視すると思います。

改姓しない男は現在でも苗字で
結婚や離婚はわからないことを
本当に忘れているのか、あるいは女だけ苗字で
マリッジステートがわかればいいと
差別的なことを考えているのか、
そこまではわからないですが。


posted by たんぽぽ at 07:58| Comment(2) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2に該当する父親は非共存派だけで、マトモな男性は名字がどうであろうと責任感はあるんです。
Posted by イト at 2024年06月12日 00:14
>2に該当する父親は非共存派だけで

わたしもそう思いますが、
反対派(非共存派)は自分の思想や感性は
多数が共有すると信じているので、
自分の同類は多いと思っているのでしょう。


じつは反対派(非共存派)の男性は、
自分の妻や子どもに自分の苗字を
名乗らせても責任感なんて、
薄いのではないかと思います。

彼らは、「家庭の小君主になりたい」
という、妻や子どもたちに対する
「支配欲」が大事で、自分と同じ苗字を
押し付けているのだろうと思います
Posted by たんぽぽ at 2024年06月19日 22:27
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