ほかにも怪しげなことを言っています。
ここでは月並みですが、夫婦別姓の場合、
周囲に知られずに結婚と離婚ができるなどと
言っていることを、取り上げることにします。
夫婦別姓が実現したら
— 旧宮家の復活を要望いたします (@hakutaku2019) June 20, 2019
①周囲に知られずに、簡単に結婚と離婚が出来る
②生まれた子供に対し父親の責任感や扶養が薄くなる
③夫婦の共有財産から個別財産が進む
④個人意識が強くなり、格差も激しくなる https://t.co/77ScBaF6dS
なぜ夫婦別姓だと周囲に知られずに
結婚や離婚ができるのか、あるいは夫婦同姓だと
結婚や離婚が周囲に知れるのかですが、
結婚や離婚で苗字が変わるからでしょう。
現在の日本では、婚姻の96%のケースで、
苗字を変えるのは女性です。
ほとんどの男性は結婚改姓や
離婚改姓をしないので、いまでも周囲に知られずに
結婚や離婚ができることになります。
①多くの男性は改姓しないので周囲に知られずに、簡単に結婚と離婚が出来ると?
— mametan (@tosiho) August 23, 2019
②日本も明治初頭までは血縁重視で夫婦別姓でした。別姓でも親子の血縁性は変わりません。
③と④は夫婦同姓でも同様で個別事情の問題。夫婦別姓固有の話ではない。 https://t.co/fC6pq7dGg7
最初のツイートの反対派によると、
女性だけ周囲から結婚や離婚がわかればいい、
男性はわからなくていい、ということになります。
それは男性の都合で、女性だけ結婚しているか
どうかわかればいいことになります。
このようなことを主張すれば、
「ジェンダー差別的だ」と言われても
無理もないことになります。
「夫婦別姓だと結婚や離婚がわかりにくい」
という主旨の主張をする人(反対派)は、
ジェンダー非対称を無視すると思います。
改姓しない男は現在でも苗字で
結婚や離婚はわからないことを
本当に忘れているのか、あるいは女だけ苗字で
マリッジステートがわかればいいと
差別的なことを考えているのか、
そこまではわからないですが。
わたしもそう思いますが、
反対派(非共存派)は自分の思想や感性は
多数が共有すると信じているので、
自分の同類は多いと思っているのでしょう。
じつは反対派(非共存派)の男性は、
自分の妻や子どもに自分の苗字を
名乗らせても責任感なんて、
薄いのではないかと思います。
彼らは、「家庭の小君主になりたい」
という、妻や子どもたちに対する
「支配欲」が大事で、自分と同じ苗字を
押し付けているのだろうと思います