2019年08月30日

またアメリカで結婚改姓する女性の割合

選択的夫婦別姓の反対派「おはよう東京」の人が、
「アメリカ合衆国では女性の90%以上は
義務もないのに夫の苗字に改姓する」
などという主旨のことを言っています。

これはいったいどういうことでしょうか?

 

「アメリカ合衆国の女性は90-98%が
結婚改姓する」という根拠のないことを、
「おはよう東京」は少し前に言っていましたが、
それのことかもしれないです。

「アメリカで非改姓結婚を選ぶ割合」



これは前に出てきたときに、記事を示して
根拠をあげて反証したことです。
2015年の調査で、アメリカ合衆国で
夫婦別姓(非改姓結婚)選ぶ女性は22%です。

夫の苗字に改姓して夫婦同姓となる女性は67%です。
90%よりずっと少ないです。

「意外に保守的、アメリカの「選択的夫婦別姓」事情」

ニューヨークタイムズ紙の調査によると、
夫の姓を選ぶ女性が67%と圧倒的に多く、
別姓を選ぶ女性は僅か22%です。
それでも近年は別姓を選ぶ人が増えている
とのこと(70年代17%、90年代18%)。
その他、両家の姓をハイフンで結ぶ女性が6%、
その他が4%となっています。


ニューヨークタイムズの記事にある、
アメリカ合衆国で非改姓結婚を選ぶ
女性の推移も示しておきます。

10%を切ったことはないです。
よって夫の苗字に改姓する女性が
90%以上になったこともないです。

「Maiden Names, on the Rise Again」




一度反証されたのに、あたかもなにごとも
なかったかのように、平然と同じことを
言ってのける「おはよう東京」の神経は
なかなかなものだと思います。


反証されているときも「おはよう東京」の人は、
馬耳東風を決め込んではいましたが。

「リンク先の記事はほとんど読まない」



posted by たんぽぽ at 23:05| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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