日常で困っていることからかけ離れた
「政治的なお念仏」などと言う人がいます。
この人が選択的夫婦別姓や同性結婚の
反対派かどうかはわからないです。
反対ではないけれど「夫婦別姓なんてくだらない」と、
考えている人かもしれないです。
落選候補を取り上げるのはあまり気が進まないが、山山の対極をやって落ちた人を挙げるなら「亀石倫子」である。「夫婦別姓、同性婚、反原発、反辺野古、平和憲法」。すべて「政治的なお念仏」で、日常で困っていることから距離のある、しかも「大阪でそれ叫んでどうする」というネタしかない。
— 未識魚 /中川譲@C96 11日西M-34a (@mishiki) 2019年7月22日
このツイートの人は、夫婦別姓を望む人や
同性愛者なんて、現実にはほとんどいない、
どこか遠い世界のお話、くらいに思っているのでしょう。
マイノリティに対する認識がうかがえます。
選択的夫婦別姓や同性結婚は、
日常で困っている人たちがふつうにいる
問題であることは、言うまでもないでしょう。
2016年の初めに、20-30代の女性を対象にした
夫婦別姓に関するアンケートがありました。
選択的夫婦別姓が認められたら、
自分は夫婦別姓(非改姓婚)を選択すると、
回答したかたは63%でした。
「非改姓結婚希望が6割以上」
このアンケートは首都圏勤務のかたが
対象ですが、大阪の女性は違うと、
最初のツイートの人は考えるのでしょうか?
地域によって非改姓結婚を希望する人の
割合にそれほどの差はないと、
わたしは考えていますが、大きな差があると
言うなら、根拠を示してほしいです。
一般に被差別マイノリティは、
その存在を隠す傾向があります。
ふだんから話題になることではないことに加えて、
どこに自分を差別する人がいて、
こころないことを言うかわからないからです。
「夫婦別姓を望むのはあたまのいかれた嫁」
などと吐き散らしてくれる人が、
どこにいるかわからない状況です。
自分が結婚改姓したくない考えを、
おいそれと打ち明けるはずもないことです。
夫婦別姓を望む人や同性愛者など
被差別マイノリティを、自分が見かけないから
といって、ほとんどどこにもいないと考えるのは
危険だと言えるでしょう。
このあたりについて、最初のツイートのかたに、
わたしはツイッターでお話しました。
https://t.co/0ybNL7imCz 「夫婦別姓」と「同性婚」は日常で困っているかたのいる課題です。「選択的夫婦別姓を求める人も同性愛者も、ほとんどいないどこか遠い世界の存在」くらいに思っているという、あなたの認識が示されていると思います
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2019年7月27日
https://t.co/0ybNL7imCz 20-30代の女性の63%が、選択的夫婦別姓が認められたら、夫婦別姓(非改姓結婚)を選択すると答えているアンケートがあります https://t.co/ASZH0jiQp5 。これは首都圏勤務のかたが対象ですが、大阪の女性は違うとでも?
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2019年7月27日
そうしたらわたしはブロックされました。
わたしはこの人からブロックされました。「夫婦別姓や同性結婚は、日常の困っていることからかけ離れた、政治的お念仏」などと言った人です pic.twitter.com/4CUtmpINUN
— たんぽぽ (@pissenlit_10) July 28, 2019
付記:
このかたもブロックされています。
最初のツイートの人は、ご他聞にもれず、
自分に異論や反論を述べる人を、
次つぎとブロックするのかもしれないです。
夫婦別姓とか同性婚とか困っている人の話は珍しくないだろうに、自分は困ってないからバリアフリーは要らない、みたいなことを言われても… https://t.co/tLXX0GZpnh
— えみーる (@emiladamas) 2019年7月27日
もう一回見に行ったらブロックされていた。気にくわないからブロックするというのは本人の自由だが
— えみーる (@emiladamas) 2019年7月27日