2019年07月28日

アメリカで非改姓結婚を選ぶ割合

アメリカ合衆国では90-98%の女性が
夫の苗字に改姓する、などと言っている、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)です。

もう少し正確に言うとミドルネームを
入れる女性を含めて、90-98%だそうです。
それゆえ結婚改姓せず夫婦別姓となる女性は
2-10%ということになります。

結論を言うと、この数字に根拠はないです。
 
 


2015年のニューヨークタイムズの調査によると、
アメリカ合衆国で結婚改姓しないで、
夫婦別姓となる女性は全体の22%です。
最初の反対派の数字よりはるかに大きいです。

「意外に保守的、アメリカの「選択的夫婦別姓」事情」

ニューヨークタイムズ紙の調査によると、
夫の姓を選ぶ女性が67%と圧倒的に多く、
別姓を選ぶ女性は僅か22%です。
それでも近年は別姓を選ぶ人が増えている
とのこと(70年代17%、90年代18%)。
その他、両家の姓をハイフンで結ぶ女性が6%、
その他が4%となっています。

夫の苗字に改姓して夫婦同姓は67%、
ハイフンで結ぶケースは6%です。


アメリカ合衆国における
婚姻時の苗字の選択は、つぎの5つがあります。
上記引用の「その他4%」は、3.の結合と
5.のミドルネームと思われます。

1. 自身の姓を維持 (夫スミス、妻ブラウン)
2. 相手の姓に変更 (夫婦共にブラウン、夫婦共にスミス)
3. 夫婦の姓の全部・一部を統合 (ブラウンスミス、スミスブラウン、ブラスミなど)
4. 夫婦の姓をハイフンで結ぶ (ブラウン-スミス)
5. 夫婦どちらかの姓をミドルネームにする(ブラウン・スミス)

夫婦別姓以外を全部合わせると78%です。
最初の反対派(非共存派)が言っている
90-98%には、どうやってもならないです。


最初の反対派は90-98%という数字を
どこから持ってきたのか、具体的な根拠を
示さないのでわからないです。

90-98なんて幅が大きい時点で
すでに怪しいというものです。
婚氏に関する統計が、ここまで不正確にしか
わからないとは、思えないからです。



アメリカ合衆国で結婚改姓する女性の
割合について、根拠のないことを言っている
選択的夫婦別姓の反対派は「安 乃雲」、
ユーザIDは「ohayo_tokyo」です。

「選択的夫婦別姓の推進派のせいで
議論が停滞する」などと、盗人たけだけしいことを
言ったことがある反対派(非共存派)です。

「議論を停滞させるのはだれか?」



付記:

最初の反対派(非共存派)のツイートは、
つぎの橋下徹氏のツイートを意識したものです。
橋下徹氏は選択的夫婦別姓には賛成です。




posted by たんぽぽ at 15:32| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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