夫の苗字に改姓する、などと言っている、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)です。
もう少し正確に言うとミドルネームを
入れる女性を含めて、90-98%だそうです。
それゆえ結婚改姓せず夫婦別姓となる女性は
2-10%ということになります。
結論を言うと、この数字に根拠はないです。
[夫婦別姓]
— 安 乃雲 (@ohayo_tokyo) July 20, 2019
橋下氏のツイートには多くの間違いがあります。
例えばアメリカでは、90~98%の女性が夫の姓に改姓します。また、ミドルネームをつけて全く別の姓にならないようにします。完全な別姓を選択する人が少ない理由は、「家族の団結を重視する」人が多いからです。 https://t.co/nksNkeWqfq
2015年のニューヨークタイムズの調査によると、
アメリカ合衆国で結婚改姓しないで、
夫婦別姓となる女性は全体の22%です。
最初の反対派の数字よりはるかに大きいです。
「意外に保守的、アメリカの「選択的夫婦別姓」事情」
ニューヨークタイムズ紙の調査によると、
夫の姓を選ぶ女性が67%と圧倒的に多く、
別姓を選ぶ女性は僅か22%です。
それでも近年は別姓を選ぶ人が増えている
とのこと(70年代17%、90年代18%)。
その他、両家の姓をハイフンで結ぶ女性が6%、
その他が4%となっています。
夫の苗字に改姓して夫婦同姓は67%、
ハイフンで結ぶケースは6%です。
アメリカ合衆国における
婚姻時の苗字の選択は、つぎの5つがあります。
上記引用の「その他4%」は、3.の結合と
5.のミドルネームと思われます。
1. 自身の姓を維持 (夫スミス、妻ブラウン)
2. 相手の姓に変更 (夫婦共にブラウン、夫婦共にスミス)
3. 夫婦の姓の全部・一部を統合 (ブラウンスミス、スミスブラウン、ブラスミなど)
4. 夫婦の姓をハイフンで結ぶ (ブラウン-スミス)
5. 夫婦どちらかの姓をミドルネームにする(ブラウン・スミス)
夫婦別姓以外を全部合わせると78%です。
最初の反対派(非共存派)が言っている
90-98%には、どうやってもならないです。
最初の反対派は90-98%という数字を
どこから持ってきたのか、具体的な根拠を
示さないのでわからないです。
90-98なんて幅が大きい時点で
すでに怪しいというものです。
婚氏に関する統計が、ここまで不正確にしか
わからないとは、思えないからです。
アメリカのデータも間違ってますしね…。安さん。90から98%とか、幅ありすぎな時点で、え?と気づきませんか?https://t.co/WodhdthIPz
— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2019年7月22日
アメリカ合衆国で結婚改姓する女性の
割合について、根拠のないことを言っている
選択的夫婦別姓の反対派は「安 乃雲」、
ユーザIDは「ohayo_tokyo」です。
「選択的夫婦別姓の推進派のせいで
議論が停滞する」などと、盗人たけだけしいことを
言ったことがある反対派(非共存派)です。
「議論を停滞させるのはだれか?」
付記:
最初の反対派(非共存派)のツイートは、
つぎの橋下徹氏のツイートを意識したものです。
橋下徹氏は選択的夫婦別姓には賛成です。
それと夫婦同姓も明治時代に作られたもの。夫婦同姓が夫婦・家族の一体性を醸成する?何バカなこと言ってんの。別姓であろうが愛に満ち家族もあれば、同姓であっても冷えた家族もある。姓と家族愛はまったく別モノ。そもそも明治以前は庶民の姓などあいまい不明。それらに家族愛がなかった?
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年6月4日