2019年06月30日

差別の告発を黙らせたい差別主義者

選択的夫婦別姓の実現を求めるかたたちが
結婚改姓の負担について会話しているところへ
「四条烏丸(旧:もも281)」が
乱入してきたことがありました。

「結婚改姓の負担が理解できない」
「男に改姓させろと言う別姓反対派」
「ある選択的夫婦別姓の反対派、結婚改姓の負担が理解されないという会話に絡んでくる」

このとき「四条烏丸」は、「差別だと被害を
声高だかに主張しないのが冷静で知識がある」
という主旨のことを言っていました。

 


現行の夫婦同姓の強制は、婚姻の96%の
ケースにおいて女性が改姓させられ、
ジェンダー差別であることは事実です。
その事実を述べると、なぜに知識がないとか、
冷静でないとされるのかと思います。

他者が理解できるように事実を述べるには、
知識と冷静さが必要です。
そんなことは差別や抑圧を訴える人には
当然のように要求されることであり、
だれもが行なっていることです。

差別や抑圧を訴えるということは、
踏みにじられているのですから、
感情的になることもあるでしょう。
ときには感情的に訴える必要もあると思います。


「四条烏丸」は差別が抑圧が存在していても、
それをあえてはっきり言わないことが
「知識があって冷静」と考えるようです。
どうしてそれが「知識があって冷静」なのかわからないです。

「知識があって冷静」なら差別や抑圧が
存在すれば、はっきり指摘するでしょう。
だまっていたりことばを濁すほうが
愚策であり、「知識があって冷静」な
行動ではないと思います。


あえて本当のことを黙っているほうが
「戦略」として得策なことはあると思います。
ここで取り上げている結婚改姓問題の場合、
差別や抑圧の存在をだまっていることで、
選択的夫婦別姓の推進派にどんなメリットが
あるのかわからないです。

差別や抑圧の事実を言われた相手が
反発すると言うなら、「事実を受け入れられない」
ということですから、反発する側の問題です。
事実を指摘した側が「知識がない」とか、
「冷静でない」とそしられるいわれはないです。

差別や抑圧の存在を問題にする側が、
相手からの反発を恐れて黙ったり、
ことばを濁してごまかしているなら、
それは「怖気付いている」ということです。
「知識があって冷静」とは言わないです。


「四条烏丸」は妻に改姓させて
夫婦同姓で安住している既婚男性です。
ツイッターでも結婚改姓したくない女性が
会話しているところへ来て嘲笑するくらいです。
女性から苗字を奪う立場であり、
差別や抑圧をしている側ということです。

「四条烏丸」は自分が加害者の側だということから
眼をそらしたいので、差別や抑圧の存在を
指摘してほしくないということです。
「俺が差別していると言うな、黙れ」です。

とくに直接被害を受けているマイノリティが
黙っていてくれれば、効果は大きいでしょう。
それで自分にとって都合の悪いことを
言わないでいてくれる被差別マイノリティを
「冷静で知識がある」と持ち上げるわけです。

差別や抑圧の存在を否認したい差別主義者が、
とくに被差別マイノリティからの
告発を黙らせるときに使う、
古典的なテクニックのうちです。



posted by たんぽぽ at 09:46| Comment(0) | 政治活動・市民運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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